リベラルくずれの繰り言

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ソーシャル時代の護身術(2):ウィンドウズのユーザー名で身元がばれる

2018-06-12 | 一般

1.パソコン購入時に登録する名前に注意


ウィンドウズパソコンを買ってくると,最初に名前を入力する画面がある.その時に本名を入力すると,それがそのままウィンドウズのアカウント名になり,その後,起動する際に画面に表示されたりする.
だがこの「アカウント名」は,作成した文書に作成者として登録され,その文書を入手した人は誰でも容易に見ることができることは知っておく必要がある.職場のパソコンで会社名を入力していた場合,会社名までわかってしまう.

たとえば「ワード」で作成した文書を右クリックして「プロパティ」をクリックし,「詳細」タブを選択すると,「作成者」という項目があってそこにアカウント名が表示される.パソコン購入時に本名を登録していた人はここに本名が表示される.つまり,この「ワード」文書を配布したら,受け取った人は誰でもその名前を見ることができる.
「エクセル」でも「pdf」でも同様だ.(※ためしてみると微妙に表示が違う.もしかしたら何か勘違いしているかもしれないが,基本はあっていると思う.)

人に文書を送ったり,ネットにアップしたりするときには,「プロパティ」に表示される名前に注意したい.私の場合,いちいち注意するのは面倒なので,最初からパソコンに本名は登録していない.登録してあるアカウント名を変更するには,Windows 10の場合,コントロールパネル→ユーザーアカウント→アカウントの種類の変更→(変更するアカウントを選ぶ)→アカウント名の変更 の順に進めばできるようだ.

2.メールアドレスに紐づけされないゲストアカウントを作る


一時的にパソコンを家族や他人に使わせる必要がある場合,ゲストアカウントを作っておくと,個人的な書類やメール,ブックマーク等が見られずにすむ.
昔は単純だったのだが,Windows 10では「Microsoftアカウント」というものと,「ローカルアカウント」というものがある.「Microsoftアカウント」というのは,hotmailとかOneDriveといったマイクロソフト社のサービスを利用するときのメールアドレスをアカウントとするもので,「ローカルアカウント」がそのようなメールアドレスと紐づけしなくてもいい昔ながらのアカウントのようだ.ところが,メールアドレスと紐づけされないアカウントの作り方がわかりづらかったので,紹介しておく.
左下のスタートメニュー→(歯車のようなマーク「設定」をクリック)→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」→「その他のユーザーをこのPCに追加」→「メールアドレスまたは電話番号」の入力欄を無視して「このユーザーのサインイン情報がありません」(※なんじゃこりゃ?)→メールアドレスなどの入力欄を無視して「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」とクリックして初めて,メールアドレスにリンクされないゲストアカウントを作成することができる.

ただ,子供に使わせる場合のフィルターをかけるなどの設定をするには,メールアドレスが必須の「Microsoftアカウント」でなければならないそうだ.なぜなのかよくわからない.

ウィンドウズを利用するときに,自分のメールアドレスでログインしているということは,そのメールアドレスの持ち主である自分が,どういうホームページを閲覧したか,何を購入したか,何をクリックしたか,いつログイン・ログアウトしたか,といった情報がどこかで把握される,ということなのだろうか.もちろんマイクロソフト社はプライバシーポリシーを発表しているのだが,難しすぎてよくわからない.どの程度の危険性があるのかわからないから,一応メールアドレスなしで使いたいと,私は思っている.
アカウント作成時に新たにメールアドレスを作ることもできるので,普段使っているメールアドレスとは別に,アカウント作成のみのためのメールアドレスを作るのでもいいだろう.(その場合,普段使っているhotmailやOneDriveは利用できなくなるのだろうか?もしそうであれば,普段使うメールアドレスはGmailなど,マイクロソフト社以外のサービスに変更する必要があるだろう.)

関連記事:
「ソーシャル時代の護身術(1)ユーザー名=本名に注意」


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