リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

休日増より有給休暇を取れるように!

2018-11-21 | 一般
きちんと休日を取れることが重要なのは言うまでもないが、そのためにすべきことは法定休日を増やすことではなく、有給休暇をとれることだ。「(WEBRONZA)祝日増やすより休みやすく」が昨日の新聞で紹介されているのを見て改めてそう思った。
政府は来年の新天皇即位をゴールデンウィークと合わせて10連休にする法案を国会に提出したというが、時間給・日給で働いている人々にとって、10連休というのは1か月の3分の1が無収入になることを意味する。
それに暦の上で10連休といっても、仕事の性質上そんなに休んでいられない人だって多い。
子供のいる家庭では、「そんなに毎日子供に家にいられてはかなわない」という声もあるだろう。私はそういう声を上げるのは専業主婦だと思っていたが、記事によると、むしろワーキングマザーからそういう声が多いという。
私から一つ付け加えると、役所、銀行、問い合わせ窓口、病院などに用事があってどうしても平日に休みたいことがあるが、祝日があるとその週の平日は休みづらくなる。1か月に祝日が2日もあると、休暇取得のタイミングで頭を悩ませることになる。
そもそもゴールデンウィークのような連休は、せっかく休みになってもどこも混雑で、出かける気にもならない。

やはり国民一斉の休暇には無理がある。
もちろん、「有給取るなんてありえない」という職場も多いと聞くから、そういう人たちにとっては法定休日で休みになることには意義がある。子供の学校の都合で公休でないと身動きが取れない人にも歓迎されるかもしれない。
だが、本来自由に取れるべき有給休暇が思うように取れない現状をさしおいて休日を増やすというのは、ありがた迷惑に思う人が多いのではないか。


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