厚生労働省が発表した待機児童数(2019年4月1日時点)は1万6772人で「過去最少」だそうだ。幼保無償化を先行したら預けたい人が増えて待機児童問題が悪化するとの批判に対し、自公政権は保育ニーズの高まりにも対応できる対策をしており、2020年度末までに待機児童ゼロの目標達成は可能として取り合わなかった(朝日新聞2019-3-29)。
集計方法が途中で変わったとはいえ「過去最少」はすごいことなのだろ . . . 本文を読む
小学館の週刊誌「週刊ポスト」の嫌韓特集がSNSなどで炎上し、同社が謝罪に追い込まれた(朝日新聞2019-9-5)。
泥沼の日韓関係のなか、日本でも韓国でも強硬な態度に出たほうが世論の受けがよくてどちらの政府も近視眼的に対立をエスカレートさせているが、嫌韓の行き過ぎを危惧する世論も十分強かったということなのだろうか。「あいちトリエンナーレ」で慰安婦を表わす「少女像」が激しい批判にさらされた(過去ブロ . . . 本文を読む
ナチスドイツによるポーランド侵攻による第二次大戦勃発から80年目となる9月1日、ポーランドでの記念式典で、ドイツ大統領は「わが国が犯した罪を忘れず伝えていく」と語った(朝日新聞2019-9-2)。一方、終戦記念日の全国戦没者追悼式で安倍首相は「三百万余の同胞の命が失われました」とは語ったものの、アジア諸国の犠牲については触れなかった(朝日新聞2019-8-16)。日本では「侵略」といっただけでも右 . . . 本文を読む
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が慰安婦を表わす少女像などを展示したことで激しい抗議を受け、テロ予告や脅迫も相次いで中止に追い込まれた件について、展示の実行委員会のメンバーが「(中止は)安全の問題だというが、表現の自由を侵害した行政の判断は検閲に当たる」と批判した(朝日新聞2019-9-3)。
私にはこの批判はあまりぴんとこない。「表現の自由を侵害した行 . . . 本文を読む