兵庫県加東市の青山医院の日記です!

日常のこと 診療のこと 医療レーザー治療のこと その他お知らせを書いていきたいと思います

花粉飛散開始に備えて

2021年01月22日 | 病気

花粉予想のニュースが出てくる時期になりました。

例年の7割程度の予報ですが、昨年2020年春は花粉が少なめだったため、その1.8倍程度の飛散量になる見込みとのことです。

少し早めの2月中旬ごろから都内に関しては飛散する予報が出ています。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%83%BD%E5%86%85%E3%81%AE%E8%8A%B1%E7%B2%89%E4%BA%88%E6%83%B3-%E9%A3%9B%E6%95%A3%E9%87%8F-%E4%BE%8B%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%B4%847%E5%89%B2/ar-BB1cXtjz?ocid=msedgdhp

 

日本気象協会 2021年 春の花粉飛散予測(第3報)

 

大阪での飛散開始予報が2月20日ごろなので、ここ兵庫県でも同じころから花粉が飛び始めるのではないでしょうか。

例年より少ないとはいえ、花粉症に関しては症状が出始めてから、内服治療を開始するよりも 飛散の2週間ほど前から内服治療を開始したほうが症状が軽く済むことがわかっています。

ただ、最近の内服薬は割と即効性があるので、症状が出始めたかな?と思った時点で内服を始めても十分効果があると言われる 先生もいます。

 

その人の花粉症の症状の程度によるのかなと思いますが、息が苦しくて眠れないほどにひどくなってしまったり、のどの炎症がひどくて声が変わるほどになってしまう人 中にはそのような方もいますので、そういう場合は早めに内服(花粉飛散予報日よりも前)が良いかと思います。

『ひどくなるまで我慢して、我慢できなくなってやっと薬を使う』という人がいますが、この方法は絶対にやめたほうが良いです。

自覚症状がひどくなるまでおいておくと、そのころには目や鼻の粘膜自体が過敏になっており、薬を使っても症状が抑えきれなくなることがあります。

花粉症は少量の花粉を吸入することによって徐々に過敏性が亢進していきます。また過敏性が亢進した状態で多量の花粉を吸い込むと重篤な状態になりやすくなります。なので過敏性が亢進する前に治療を開始することが大切です。

 

当院外来でも先日、アレルギーの内服を早めにもらっておこうと思って・・・と来院された方がいらっしゃいました。

ああ、もうそういう時期なのだな と感じていたところに、ネットニュースで花粉飛散予報が出ていたため、今日は記事にしてみました。

参考になればうれしいです。

 

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする