昨年末からかかりつけ患者さんの中でも高齢の方たちが体調が悪く、病院入院のお世話になる機会が多くあります。
そうした中で気になるのが入院中のうつ状態です。
もともと高齢者は入院して認知症が進んだり、廃用が進むことなどがあり、入院中のリハビリや家族面会や介入がすごく大切だなと思っていました。
そういう関わりがあったとしても、ただでさえ寂しい入院生活です。
気分が落ち込むのが普通です。
ところが今はコロナ禍という状況で家族面会はほぼ禁止です。
老健においても面会できない施設がほとんどですね。
先日、退院してきた患者さん。
病状はともかくとして、気分の落ち込みがひどかったです。
普段大家族で過ごしていたり、大好きなペットといつも一緒にいたり、そういう人ほど寂しいのでしょうね。
家で過ごす時間も多く、他者との関わりが少ない中で、気持ち的な問題ではありますが、落ち込んでいる人や不安感でいっぱいになってる人も多いと感じる今日この頃です。
余裕がない現状はわかりますが、入院、入所中も大切な家族の様子が身近に感じられるテレビ電話などの活用も良いのではないかなどと考えめぐらせてしまいました。
みんなの気持ちが晴れやかに
そんな毎日が早く来て欲しいです。
加東市 青山医院
0795-46-0321