ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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お義父さんの思い

2014-02-08 11:48:26 | 日々の暮らし・思い出
去年6月に末娘の結婚式で石垣島に家族3人で行った。

その旅行を義父はまるで浦島太郎が行った竜宮城のようだったと言った。

その細かいニュアンスはわからないのだけれど、

今までの一生で一番の出来事だった、というようなことを言っていた。

乙姫様からもらった玉手箱を浦島太郎は開けたけど、

わしは開けないと言っていた。

前にも書いたかもしれないけど・・・

そのことを時々義父は話す。この前は新たなことを話してくれた。

乙姫様からもらった玉手箱を浦島太郎は開けてしまったので、

あっという間にお爺さんになってしまったわけだけど、

自分の立場は玉手箱を開けなくていい立場だと言う。

どうしてかというと、浦島太郎は帰ってきたら

周りの景色も変わっているし、

そこに居る人も誰も知らない人ばかりだったので、

寂しくて寂しくて、開けてはいけない玉手箱を開けてしまった。

もし、そこで幸福な日々を送れたら浦島太郎は開けなかっただろう、

というようなことを言う。

わしはここで暮らしていてみんなによくしてもらっているから

玉手箱は開けないと言う。

そういうふうに思っているのかぁと思った。

また群馬に行こうな、とか、孫が居る岩手にも行こう、

温泉にも行こう、と最近はよく言う。

義父は本当に玉手箱を開けないんだろう。

あっという間にお爺さんになっちゃうから。

あと7ヶ月で98才。元気です(^^)
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