昨日の毎日新聞の書評欄、「経済学者たちの日米開戦」
副題 秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く
というのを読んだ。
石油 日本が1に対し、 英米が777・・
というような数値がはっきりとわかっていた日本。
日本側は英米についての正確な情報を掴んでいながら、
何故開戦という選択をしたのか?
それについて、行動経済学の知見はこう教えると・・・
「現状維持の選択肢と開戦の選択肢が並ぶとき、
国際環境の変化などによるわずかばかりの可能性がある場合、
人はリスク愛好的な方を選ぶという。
開戦を選ぶのだ。
この世には身悶えするような真理があるのだ」
こういうふうな最後の文章だった。
リスク愛好的という言葉は初めて聞いた。
投資なんかの世界でこの言葉があるようだ。
現状維持なんかじゃ嫌だ、勝負したい、勝ちたい、
簡単に言えばそういう気持ちで開戦を決めた、ということなのかと
私は受け取った。
陸軍という軍隊の一番偉い人が決めた。
軍人は勝負するのが仕事だから、勝ちたい勝ちたいが強くて、
そっちに舵を切ったんだろう。
負けた場合のことなんか考えられないんだろう。
勝負のことばかり、
勝ちたいばかり、
の人たちに国の舵取りをさせてはいけないよね~