フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

たまにはのんびり@加賀フィッシングエリア その2

2025-01-25 09:09:09 | 管理釣場
午前中はのんびりやりながらも、コンスタントに釣れていたのだが、午後になったとたん苦戦を強いられる。何と1時間以上もノーフィッシュの状態が続いたのだ。実際には当たりが無いわけではなかったが、魚が全然乗らないので、念のためフライをチェックしてみたところ、一見問題無さそうだったものの、良く見れば針先がほんのわずか内側に曲がっている。それでも、本当に些細なものだったし、針先も鋭かったためそのまま使っていたのだが、グーンという大きな当たりでも乗らなかったことから、見た目は些細でも、実際には影響が大きかったのかも知れない。

それにしても、午前中はずっとダブルハンドを振っていたせいか、体力的に疲れてきたため、気分転換にシングルハンドロッドでルースニングをやってみたところ、意外にもけっこう当たりがあって、立て続けに3尾をゲット。前回ルースニングでまったく釣れなかったので、ここの釣場はルースニングじゃ釣れないものと思い込んでいたが、そんなことは無かったのだ。

ところがそれも束の間、とうとう何をやっても釣れない時間帯に突入してしまう。やがてイブニングが近づくと、突如魚たちが捕食活動を開始、池のやや沖目でライズの輪が広がっている。そこで、どうすればライズを攻略できるか考えてみた。まず、辺りに飛んでいるのは白っぽい極小のユスリカだが、派手なライズフォームはおそらくクロカワゲラか何かだろう。その場合、ソフトハックルという選択肢もあったが、ユスリカを捕食するディンプルライズも見逃せない。とりあえず今回は得意なミッジを選択、早速投げ入れてみると、サイズが合わないのか、暫くはまったく反応が無かった。しかし、だんだんとライズの範囲が広がって、今度は水面直下で何かを捕食するようなディンプルライズが目立つようになる。結果、ミッジの釣りでは苦戦したものの、最終的に3尾をゲットして、そのまま終了時刻を迎えることとなった。

アフターフィッシングは、釣場近くの「北むら食堂」で味噌ラーメンを注文。出てきたものは予想に反し、適度に背脂が浮かぶ淡色のスープに野菜のトッピング。しかし、スープをひと口飲んでみると、味噌感はあまりないのだが、パンチのある味噌スープで、尚且つあっさりしていて、とにかく美味しい。中太麺との相性も抜群で、野菜のシャキシャキ感も申しぶんなく、大満足で店を後にした。

今日の釣果、ニジマス16尾、スレ掛かり1尾、バラシ多数。


ミッジに出たニジマスはスタミナ抜群で、なかなか寄ってこなかった。



今回使用したマックスキャッチの5番タックルと、イブニングにミッジで釣れた35センチのニジマス。



佐野ラーメンの名店「北むら食堂」で味噌ラーメンを注文してみる。
一見しつこそうだが、食べてみるとパンチがあるのにあっさりしていて、本当に美味しかった。





タックルデータ

ロッド Maxcatch Aspire 9ft. 5wt.
リール Maxcatch MC 5/6
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #12 オリーブ、オリジナルミッジピューパ #18

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たまにはのんびり@加賀フィッシングエリア その1

2025-01-24 13:14:15 | 管理釣場
2025.01.23
じつは、直前まで王禅寺へ行くつもりだったのだが、予定より早く起きてしまい、せっかくなので少し遠出してみることにした。遠出と言っても、栃木の管理釣場では東京から最も近い加賀フィッシングエリアだ。

釣場に到着すると、今日は人が少なく、どこでやっても良さそうだったが、とりあえず、前回と同じ1号池の南側に入り、ダブルハンドのリトリーブから始めてみることにした。ダブルハンドロッドを使うのは昨年11月以来で、およそ2ヶ月振りである。その間、もちろん練習してないのだから、もはやこの釣場が練習場と言って良い。とにかく広々していて、気兼ねなくロッドを振ることが出来るのだ。

最近は、レギュレーションでスペイロッドの使用を禁止している釣場も多いが、ここではOK。ただし、休日の混雑している時などは、ご遠慮願うこともあると言う。確かに14フィートの9番なんかでビュンビュンバシャバシャやられたら、近くの人はたまったもんじゃないだろう。しかし、今はインパクトの少ないライトスペイの時代だ。スペイキャストそのものを禁止しているところもあるが、ロッドの長さやラインの重さを制限するなど、精査した上で、もう少しレギュレーションを緩めても良いのではなかろうか。

さて、釣りの方はというと、5投目くらいで、ようやく1尾目をキャッチすることが出来た。というのも、久しぶりにダブルハンドロッドを振ってみたら、始めのうちはうまく投げれず苦戦。そこで、今回ペリーポークを試してみたところ、思いのほか飛距離が伸びるようになったのだ。

その後もポツポツ程度に釣れて、のんびりキャス練をするにはちょうど良い感じ。さらに、リトリーブで色々な速度を試してみたところ、今日のフライでは、サイズやウェイトのバランスからして、スローリトリーブが最も効果的だった。

やがて昼近くになると、パタリと当たりが止まってしまったが、キャス練はそのまま継続。今日は空いているせいか、鳥がやたらうろついていて、例えば、水の中にはオオバンやキンクロハジロが泳ぎ、生簀の周りには青鷺や川鵜が、そして上空にはカラスと鳶が飛んでいるといった具合だ。さらに魚は鳥の影に反応して、浮いている鱒たちが一斉に潜ってしまうので、その後は警戒して口を使わなくなるのだろう。

そのうちに当たりが出始めると、これまでとは明らかに違うテンションで、グーンとティップが持っていかれる。かなり重いので、今度こそ良型のマスに違いないと思った。ところが、姿を見ると思ったほどではなく、しかし、そこからけっこう暴れだして、何度もロッドを伸されてしまう。長いやりとりでようやくランディング出来たのは、40センチほどの綺麗なニジマスだった。

つづく


1尾目はレギュラーサイズだが、ほぼヒレピンの元気なニジマス。



この日最大は40センチのニジマス。
とにかく凄まじいファイトで、13フィートのダブルハンドロッドが伸されるほどだった。



このニジマスは体高があって引きも強かった。




タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Spey 13ft. 6/7wt.
リール Maxcatch Avid Pro 9eleven
ライン SA マスタリーアトランティックサーモンショート DH 6/7 SI、バリバスエアーズ 24lb
リーダー ティムコ アクロンフロロカーボンハイエナジー 9ft. 3X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 1号
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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ハーディマーキスとキャップ&リング

2025-01-22 09:01:30 | タックル
昨年春のことだが、グラスロッドを使おうとしたら、フィットするリールが無くて困ったことがある。原因はキャップ&リングのリールシートだった。最近のリールはフット部分が肉厚で、リング側の方にうまく固定出来ないのだ。

そこで、久しぶりにハーディマーキスを引っ張り出しセットしてみたら、何の抵抗も無くピタリと収まった。やはり、クラシカルなキャップ&リングには、クラシックリールが良く似合う。そう思いながら、いざフィールドに持ち出してみたら、音の無いリールに慣れてしまったせいか、ラインを引っ張り出す際のギーギーという音に恐縮してしまった。一方、魚を掛けた後のギーギーは気持ちは良いが、今度はドラグが壊れやしないかと心配になる。

結局のところ、グラファイトロッドにラージアーバーリールの組み合わせが、扱い易くて快適なのだが、快適が最善というわけでなく、やはり、道具は使っていて気持ちの良いものが一番だと思う。


シルバーマーキス#6をセットしてみたところ、バランス的にもちょうど良い感じだった。



ひと回り大きなマーキス#6ディスクは、見た目で若干大きいと感じるものの、重量バランスはとても良い。



ハーディリールと鱒・・・、兎にも角にも絵になる光景である。




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2025第二弾はさらに近場で@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その3

2025-01-17 09:30:00 | 管理釣場
今度の魚は、明らかに今までと違う引き味だった。ひとたび走り出すと、ものすごいスピードで止まらなくなるのだ。となりの人はすぐに気づいてくれたが、さきほど大型魚を上げたルアーマンとラインが交錯してしまい、ロッドの向きを変えたところ、うまく外れてファイトに集中することが出来た。

長いやり取りの末、ようやく姿が見えて、もしやと思ったが、ランディングしてみると、やはりスチールヘッドだった。隣の人に報告したら、近くに来て「スチールヘッドって何ですか?」と聞くので、「ニジマスの海に帰るやつですよ。」と答えてみたものの、果たして伝わったかどうかは微妙な雰囲気であった。

この時点でかなりの数を釣っていたので、フライの結び目が傷んでやしないか心配になった途端、魚を掛けた瞬間に切れてしまった。まあ、フライもくたびれてちょうど良かったのだろうけど、切れたフライがどこへ行ったのか気になるところではあった。

午後は帰る人が多く、空いたスペースに移動してみたが、この頃からピタリとアタリが止まってしまい、渋い時間帯へ突入してしまった。ユスリカがハッチしていたので、もしかしたらミッジかドライで釣れたのかも知れないが、とにかくライズがあまりに散発で確信が持てなかったのだ。しかも、浮いた魚を狙って川鵜が次々と池に飛び込んだため、魚が警戒してライズも止んでしまった。それでもたまにアタリがあって、またしても重い手応えに、今度こそ大型と確信する。実際、ロッドは思い切り曲がったままなのにラインは出る一方、とは言え、スチールヘッドのようなスピードでは無かった。長いやりとりの末に上がってきたのは、50センチの丸々としたニジマスで、やはり尾鰭が大きくて綺麗な魚体だった。

午後3時を過ぎると、トラックによる放流があり、ここぞとばかり川鵜が飛び込んできて、まさに鵜呑み状態だった。中には30センチを超えるニジマスを咥え上げ、そのまま飲み込むものも居る。あの調子だと、放流魚の半数は飲み込まれたのでは?と思うほどだった。その後、昼過ぎにやって来たルアーマンが、大型を掛けてしばらくやりとりしていたが、結局バラしてしまったらしい。おそらく60くらいはあっただろう。こちらはというと、渋いながらもポツポツ釣り上げて、そのうちに終了時刻が迫ってきたため、今回は早めに上がることにした。

今日の釣果、ニジマス39尾、スチールヘッド1尾、スレ掛かり2尾、バラシ多数。


50センチ近いスチールヘッド。とにかく物凄いスピードで、対岸まで届きそうな勢いだった。




本日最大は、体高のある50センチのニジマス。尾鰭の大きさがかなりのファイターぶりを物語っている。




40センチクラスのスリムで美しいヒレピンのニジマス。




池の隣には王禅寺処理センターが見える。





タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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2025第二弾はさらに近場で@BerryPark in FISH ON ! 王禅寺 その2

2025-01-16 09:30:00 | 管理釣場
その後、左側でやっていたルアーマンが、ついに大きな魚を掛ける。実のところ、彼はずっと大きなミノーを投げ続けていたので、こんなんで釣れるのかなあ?と心配していたのだが、どうやら大型マスに的を絞っていたらしい。持参したランディングネットにやっと収まるくらいの大きさで、おそらく60センチはゆうに超えていただろう。

こちらの方はというと、昼頃まで順調に釣れ続けて、たまに中型のニジマスも混じるようになる。このままだと釣れ過ぎてしまうのではと心配になったが、釣れる魚のコンディションが良いので飽きることはなかった。

やがて、ヒットした魚の力強い引きに、これはもしかしたら大きいのでは?と思ったが、上がってきたのは45センチほどのニジマスだ。ところが、良く見ると尾鰭がものすごく大きくて、管理釣場ではまずあり得ないコンディションの良さに驚いてしまった。僕の場合、フィールドに関係なく、ヒレの丸い大型魚より、小さくても美しい魚のほうが何倍も嬉しいのだ。

昼を過ぎると、だんだんとアタリも遠のいてきたため、ここでいったん昼食を取ることにした。風はほぼ無風で、陽が高くなるにつれ気温も上昇。池の表水温も高くなる頃だ。そう思って、今度はタナを一気に80センチほど上げてみたところ、またアタリが出始めて、再び力強い引きに、今度こそはと期待に胸が膨らんだ。

つづく


45センチ弱のヒレピンのニジマスが上がってきた。




管理釣場でこんなにも美しい尾鰭には今まで出会ったことがない。いったいどのような環境下で育ったのだろうか?




今回使用したマックスキャッチの5番タックル。




この顔つきと体型は・・・もしや???





タックルデータ

ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ

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