夕方、ヒゲナガのハッチを待つため堰堤へ移動。
しかし、ライズは頻繁にあるものの、なかなかフライには反応してくれない。
厳密に言うと、いちおう追ってはくるのだが、銜えるところまでいかないのだ。
念のため、ミッジやウェットも試してみるが、30分くらいやってフッキング出来たのは1尾だけだった。
そうこうしているうちに、だんだん暗くなってきたので、臼久保橋へ移動。
早々にヒゲナガのイミテーションフライをティペットに結び、様子を見ていると、目の前でガボッと派手なライズが起きる。
しかし、ヒゲナガの姿はまだ見えない。
試しに、足下でフライを滑らせてみたら、小さめの魚がバシャっと飛び出して来て、これを期に、すこし上流から流してみる。
すると、今度は良型の魚が出て、かなりの重さが伝わってきたが、すぐにバレてしまう。
その後、何度かすっぽ抜けを繰り返した後にようやくフッキング。
重々しい引きでぐんぐん上流へ走って行くので、これは良い魚だと確信する。
上がって来たのは、無傷のパーフェクト・ブラウンだった。
この日の釣果、ニジマス10尾、ヤマメ3尾、イワナ1尾、ブラウン1尾。
写真上:日が沈み、辺りが薄暗くなった頃、派手なライズとともにヒゲナガのステージが始まる。
写真下:真っ暗な中、キャッチ出来たのはこの美しいブラウンだけだった。今年のヒゲナガは少ない。