フライフィッシングの話
川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。
 



朝7時前、湖尻に到着すると、元箱根方面は濃い霧に覆われていた。外気温2℃、風は無風のベタ凪である。湖尻港の桟橋近くでは、時折マスたちがユスリカを捕食しているのか、いくつかライズの輪が広がっていた。漁協のデータでは、朝7時現在、天候晴れ、気温1℃、水温10.0℃、水位2m30cm、風はほぼ無風となっていて、残念ながら水温は先週からほとんど上がっていないようだった。

早速AFCおおばから出船。桟橋近くを60クラスのニジマスがうろついていると聞いて少しやってみるが、ベタ凪のためまったく反応なし。すぐに早川水門まで移動して、前回と同じくやや沖目で始めてみる。しかしここでもまったく反応が無く、淡々とキャスト&リトリーブを繰り返しながら、カウントダウンの時間や、リトリーブのスピードを変えたり、たまにフライを替えたりもしたが、ヒットはおろか、アタリすらない状況だった。隣にやって来た餌釣りの人も、はじめのうちは釣れてなかったが、少し移動した途端、小型のニジマスがポツポツ釣れ始める。おそらく風が吹き始めて活性が上がったのだろう。そこで、今度は浅場へ移動してみたところ、もうすぐラインの先端部というところでコツンと食ってきて、26センチの小さなニジマスが釣れた。これは今まで芦ノ湖で釣った魚の中では最小サイズである。

その後ふたたび反応が無くなったため、11時半になったところで、少し早いが昼食をとることにした。おむすびを頬張りながら湖岸の景色を見ていると、ところどころで山桜が咲いている。それまで気づかなかったが、椿の鼻近くにある桜の木の下に、ウエスト部まで水に浸かったスペイの人が居て、白浜の方も大勢の岸釣りの人で賑わっていた。

つづく


06:54 湖尻港より対岸の亀ヶ崎を望む。




10:45 1尾目はかわいいニジマス26センチ。




早川水門付近のボートはいつもより少なかった。




タックルデータ

ロッド Scott S3 908-4
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン SA マスタリーアトランティックサーモンショート SWT 6/7 S2/S3、ティムコエアロシューター28lb
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 3X
ティペット クレハ シーガーグランドマックスFX 1号
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ


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