再読のための覚え書き
天の夕顔
三部作・第一部
中河與一(1897-1994)
七歳年上の人妻に恋をする「わたくし」。そんな彼を拒絶しながらも慕い続ける人妻。互いに相手を慮る純愛の葛藤は、二十余年の長きに渡る。
「しかし、ふと、その時、こんなに近く坐っていても、いつか我々にも別れる時があるのかと思うと、急に悲しくなって涙が出そうに思われました。恋人たちの喜びというものは、その頂点でいつも悲しみを用意しているように思われました。」P.27
2021.11.6読了
天の夕顔
新潮文庫
昭和29年5月31日初版発行
昭和42年11月30日31刷
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