再読のための覚え書き
多甚古村
井伏鱒二(1898-1993)
多甚古村の駐在さんの日記。
南国の海辺の村に赴任した三十前後の甲田巡査が、村で起こった喧嘩や泥棒などのさまざまな事件を淡々と記していく。
まったくのフィクションではなく、徳島に実在した巡査の日記がモデルになっているそう。
戦時下ではあるが、どこか明るくほのぼのとした田舎の生活と村人たちの人情が綴られる。
2022.9.4読了
多甚古村
新潮文庫
昭和25年1月25日初版発行
昭和45年10月15日25刷
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