長島 潤 Sing a mindscape

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ロマン・ローラン「愛と死との戯れ」

2022-09-10 01:03:00 | 

再読のための覚え書き


愛と死との戯れ

ロマン・ローラン(1866-1944

高橋邦太郎訳


フランス革命を題材にした戯曲。

舞台は、科学者で国民会議員のクールヴォアジェの邸宅。


パリでは、政治的な対立によって、凄惨な粛清が続いていた。


クールヴォアジェの若き妻ソフィーの元に、かつての恋人で政治犯として逃亡中のヴァレーが訪ねてくる。


やがて、国民会議に嫌気がさしたクールヴォアジェが帰宅。


そこに、密告を受けた保安委員会のメンバーたちが雪崩れ込んできた……


最初から最後まで、息をつかせぬ展開。


「人生はすぐ手近にやさしく静かにあるのですわ。摘もうと思えばちょっと身をかがめただけでいいのです。」



2022.9.9読了


愛と死との戯れ

角川文庫

昭和37420日初版発行


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