再読のための覚え書き
愛と死との戯れ
ロマン・ローラン(1866-1944)
高橋邦太郎訳
フランス革命を題材にした戯曲。
舞台は、科学者で国民会議員のクールヴォアジェの邸宅。
パリでは、政治的な対立によって、凄惨な粛清が続いていた。
クールヴォアジェの若き妻ソフィーの元に、かつての恋人で政治犯として逃亡中のヴァレーが訪ねてくる。
やがて、国民会議に嫌気がさしたクールヴォアジェが帰宅。
そこに、密告を受けた保安委員会のメンバーたちが雪崩れ込んできた……。
最初から最後まで、息をつかせぬ展開。
「人生はすぐ手近にやさしく静かにあるのですわ。摘もうと思えばちょっと身をかがめただけでいいのです。」
2022.9.9読了
愛と死との戯れ
角川文庫
昭和37年4月20日初版発行
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