長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

ロラン「ジャン・クリストフ(二)」

2023-01-08 23:58:00 | 

再読のための覚え書き


ジャン・クリストフ(二)

ロマン・ロラン(1866-1944

豊島与志雄訳


祖父のジャン・ミシェルと父のメルキオルが亡くなり、弟たちは家を出ていき、残されたクリストフと母は引越ししてオイラー家に間借りをする。


近隣に住む未亡人のザビーネやアーダを恋するが、いずれもクリストフを悲しませる結果にしかならなかった。


絶望したクリストフは、かつて彼に音楽の真理を教えてくれた叔父のゴットフリートに再会する。


「人は望むとおりのことができるものではない。望む、また生きる、それは別々だ。くよくよするもんじゃない。肝腎なことは、ねえ、望んだり生きたりするのに飽きないことだ。その他のことは私たちの知ったことじゃない。」


「英雄というのは、自分にできることをする人だ。」



2023.1.8読了


ジャン・クリストフ(二)

岩波文庫

1935330日初版発行

197672036


# #読書 #文学 #文庫 #ロマン #ジャン・クリストフ






ロラン「ジャン・クリストフ(一)」

2023-01-08 02:17:00 | 

再読のための覚え書き


ジャン・クリストフ(一)

ロマン・ロラン(1866-1944

豊島与志雄訳


ライン川の畔の小都市。ジャン・クリストフは、音楽家の血筋を引いて生まれた。


宮廷音楽家ではあるものの一家は貧困であり、父のメルキオルはジャンにピアノを教えてモーツァルトのような神童に育て上げようとするが、ジャンは反発する。


それでもやがて劇場で演奏する仕事を得たジャンは、貴族の娘のピアノ教師を務めるようになったのだが……


・・・・・・・・・・・・


ロランが作曲家ベートーヴェンをイメージして書き上げた全10巻からなる長編小説。ノーベル文学賞受賞作品。


ジャンの幼少期の感性を描写し得た文章は、ほとんど奇跡と言っていいほどに思われる。



2023.1.7読了


ジャン・クリストフ(一)

岩波文庫

1935315日初版発行

197652033


# #読書 #文学 #文庫 #ロマン #ジャン・クリストフ