再読のための覚え書き
幻なりき
吉屋信子(1896-1973)
比奈は、両親に勧められるままに結婚をしたが、姑の厳しさに憔悴し、ある日姑を傷つけ、刑務所で服役することになる。
しかし、比奈は孕っていて、刑務所で出産。生まれた娘を泣く泣く手放さなければならなかった。
やがて比奈はフランス領インドシナに渡り、中国人実業家の楊氏と再婚。日本人であることを捨て、楊芳蘭夫人として生きることを選ぶ。
終戦後、夫を亡くした比奈は、中国人女性として再び日本の土を踏む。生き別れた娘会いたさに……。
2023.1.25読了
幻なりき
春陽文庫
昭和29年4月30日初版発行
旧仮名遣い
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