再読のための覚え書き
ジャン・クリストフ(四)
ロマン・ロラン(1866-1944)
豊島与志雄訳
クリストフは、祖国ドイツを逃れてフランスはパリに辿り着いた。
旧友を通して様々な芸術家たちと知り合うものの、フランスの退廃的な芸術論に義憤を感じた。
縁を通して演奏するようになるものの、敵意を含む異国の聴衆の中で、またしてもクリストフは孤立を深めていった。
「彼は知らなかった、偉大な魂は決して孤独でないことを、時の運によって友をもたないことがあるとしても、ついにはいつも友を作り出すものであることを、それは自分のうちに満ちてる愛を周囲に放射することを、また、自分は永久に孤立だと信じてる現在においても、彼は世の最も幸福な人々よりさらに多くの愛を他から受けていたことを。」
2023.1.11読了
ジャン・クリストフ(四)
岩波文庫
1935年4月30日初版発行
1976年8月10日31刷
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