勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

笑魂は伝承された

2006-10-02 | TVや舞台やスポーツのお喋り
『島田洋七の笑魂伝承Vol.28』―新宿ロフトプラスワン―

こんな日にデジカメを忘れていった私・・・痛恨!
写真、撮り放題だったのに・・・。

ゲストに品川庄司と発表された時から楽しみにしていた。
チケットを取ってからワクワクしていたが、場所が夜の歌舞伎町のど真ん中。
一人で行くのはちょっと不安だった。
が、そこは同じ期待でワクワクしていた人が他に5人もいたわけで。

せっかくの日曜日なので、まず『東京フレンズパーク』で庄司さんが通っていると言っていた三宿のカレー屋さん「ビストロ喜楽亭」へ寄ろうということになった。
雨の中を三軒茶屋から歩いてお店に辿り着くも、やはり行列が。
だけど待った甲斐はあった。
名物つぼ焼きカレーの美味しかったこと。(お勧め☆☆☆☆☆)

お昼を食べた後は、ライブ会場のオープンまでお茶をしながら時間を潰す。
もちろん話題は品庄のこと中心。
早めに新宿に移動し、ロフトプラスワンに着いたら・・・一番乗りしてしまった。
整理番号順に入場だから、早く行っても得することはないのにね。

ライブハウスのような内装の箱の中は、テーブルあり、お座敷あり。
ライブ中も店員さんに自由に(飲みものと軽食を)注文、劇場とはまったく違った雰囲気が楽しめる。

前説のシベリア文太さんが思い切り寒くしてくれた後で、5分遅刻の洋七師匠がたくませいこちゃん(新喜劇の女優さん)を伴って登場。
盛りだくさんのフリートークで、たちまち空気は温まる。

さすが師匠のトークは上手かった。
上手いと同時に、7年も続いた純愛(不倫だけど純愛と言いたくなった)の話にはいろいろと考えさせられた。
芸人さんは魅力あるんだよね。
普通の男性にはない魅力があって、なかなか離れられないんだよね。
凄くわかる気がした。

師匠のトークであっという間の1時間が過ぎた。
休憩が入って、いよいよゲストの品川庄司登場だ。
ここで前記の悔いが蘇る。
ああ、デジカメ・・・・。

さて、このレポをどうやってまとめようかと考えた。
約1時間半のトークなので、全部書いていたら何時間かかるだろう。
やはり箇条書きで、印象に残ったものを書くのが一番?

・品川さんの小説『ドロップ』の話。
最初は小説と言う形でなく出版社からオファーが来たが、若手芸人の回顧録なんか誰も読みたがらないと思い、小説と言う形にした。
劇団ひとりさんの成功の後に芸人が小説を出すのは大変だろうと言われたが、売れなかったらそれを笑いに出来るので気が楽だった。
これからも年に1冊の割合で書いていく。

・庄司さんのヘアヌード写真の話。
師匠から本がダメなら絵本を出せと言われ、以前書いた絵本(POINTの会場で売られていた)がまったく売れなかったと言いながら、「出します!」
でもホントに出したいのはやっぱりヘアヌード写真集。
そこから師匠と品川さんがカメラマン、海外ロケの話まで進む。
ふたりで取り分の話をし、「庄司は脱ぐだけだから1円」「タンクトップの現物支給」と散々。
だけどきっちり「タンクトップは白で」と返した庄司さん、成長したね。

・10年後、どうなっていたいかの質問に、まず品川さん。
自分たちの番組を持てたらって言うのが真っ先にある。
それから映画を撮りたい。
実は『ドロップ』にもそういう話が来ているのだが、撮らせてもらえるのならという方向で話している。
もしそれでダメなら、映画にならなくてもいいと思ってる。

・庄司さんの場合。
「僕はストリップ劇場を持ちたいです」ん?
結局自分専用(自分が脱ぐだけ)のストリップ劇場らしい。
さすがに「バカ?」と呟いてしまった。

この流れでわかると思うが、品川さんは小説や映画を中心とした文化人の発言が多く、内容も(笑わせながら)真面目。
庄司さんは徹底して下ネタだった。
そういう緩急の流れを師匠が上手くリードしていたと思うし、ふたりもその流れを汲んで、うまく船を漕いでいた。

そして最後に品川さんが芸人としてルミネについて語ってくれた。

最初はルミネに出るのが面倒だった。
ちょうどTVに出られるようになった頃で、スケジュールが真っ先にルミネで埋まってしまい、TVの仕事を断るのが嫌だった。
だがここ数年、ルミネで認められた芸人が必ずブレイクしている。
次課長・ペナルティ・タカトシ・宮川大輔さん・ほっしゃん。(それに多分これからダイノジ)、みなルミネで認められ、翌年出てきた。

だからポッと出てきた芸人とは違い、彼らは簡単には消えないと思う。
ルミネという舞台の下地があるから、生き延びていくと思っている。
吉本にはルミネが必要だし、その舞台に立てることが今は嬉しい。

私にとっては何よりの言葉だった。
Comments (12)
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