勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

秋の夜長に見るドラマは?

2006-10-18 | TVや舞台やスポーツのお喋り
秋ドラマが一周した。
このところ忙しくて、1週間のドラマを前もって録画していたら、多すぎて全部は見られなくなってしまった。

もともと観る気だったのは『Dr.コトー診療所2006』だけだ。
だけど裏の『嫌われ松子の一生』は、男優陣が私の好きな人ばかり。
要さん、北村さん、それに萩原聖人さんまで出るとなると、見逃すわけにはいかない。
こちらは頑張って生で観てみた。

初回はね・・・老人メイクの要さんだけだし・・・。
ありえない松子の行動にイライラさせられっぱなし。
だけど視聴率の差(コトー23.2、松子8.8)は気の毒すぎる。
2回目は、私が日本で一番上手い(あの年代では)と考えている萩原さんメインだから期待しよう。

『セーラー服と機関銃』は堤真一さんが良くて、案外観られる感じに仕上がっていた。
でも長澤さんってあんな顔だったっけ?
若い頃の広末さんに見えてしょうがなかった。

『たったひとつの恋』は、どうも北川台本が肌に合わないので(ロンバケですら途中でパス)あんまり観たくなかった。
だけど『品庄内閣』で大好きだった綾瀬はるかちゃんだし。
赤西くんショックで辛いだろう亀梨くん・聖くんへの同情もあるし。
(また仁くんのドラマが観たいなぁ・・・)
それで観てみたが、やっぱり肌に合わなかった。
もう1週は見るつもりだが。

『のだめカンタービレ』は汚すぎる。
今朝、不潔で混み合った貨物車のようなものに乗ってる夢を見て寝覚めが悪かったが、考えてみれば『のだめ』を観たせいかも。
しかもあの漫画独特のデフォルメをそのままCGにするなんて、私にはついていけない。
せっかくベートーベンやモーツァルトの美しいピアノが流れてるのに・・・。
クラシック好きの私には嬉しい内容なのに・・・。
それから今からでも遅くないから、竹中さんの役を日本人設定にして。(無理ありすぎ!)
日本人にだって世界に羽ばたいてる高名な指揮者がいるじゃないか。

ってことで、やはり『コトー』に戻ってきている。
『コトー』の魅力は、私にとっては中江監督だ。
私の中での東西の横綱が堤監督と中江監督なのだ。
まったく違う作風だけど、どちらも好き。

堤監督との出会いは『クリスマス・キッス』(1995年)
中江監督との出会いは『二十歳の約束』(1992年)
今から考えるとくだらないストーリーだったのかもしれないが、当時は『二十歳の約束』を毎週楽しみに見ていた。
SMAPでは吾郎ちゃんと言い続けてるのも、このドラマのせいだ。

『ひとつ屋根の下』なんて大ヒットも飛ばしてるが、これは誰が撮ってもヒットした気がする。
次に私が中江演出に惹かれたのは『若者のすべて』(1994年)だ。
このドラマはラストが最悪だった以外は、今でも心に残っている。
萩原聖人さんを心底上手いと思ったのもこのドラマだ。
木村拓哉さんを初めてカッコいいと思ったのも。

『おいしい関係』(1996年)は、中江監督演出だと、他の時より料理が美味しそうだった。
車のヘッドライトをスポット照明に使った演出も好きだった。
『眠れる森』(1998年)は、今でも木村さんの代表作だと思っている。
中江監督だと、木村さんは本当にいい演技をする。

『危険な関係』(1999年)も良かった。
豊川悦司さんを黒で、稲垣吾郎さんを白で表現した、二人の対決シーンは見ごたえがあった。
篠原涼子さんもこのドラマで演技を開眼した。
1話だけなのに、山Pの印象もはっきり残ってる。

そして去年の10月のSPドラマ『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』
もう途中からラストまで、普通に泣き続けた。
とめどなく涙が溢れてくる。
日本のドラマでここまで泣いたのは初めてだった。

私は人が死ぬことを売りにしたドラマが嫌いだ。
そうだとわかった時から、そのドラマは見ないことに決めてる。
だがこのドラマだけは例外だった。
死ぬことではなく、命尽きるまで「生きる」ことを描いたドラマだったからだ。

話は大幅にずれてしまった。
この秋は、観る甲斐のあるドラマが少ないせいかもしれない。
Comments (2)
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