安らかに
2021-06-13 | 日々

4月10日、Sさんが急逝。
40年来の友を見送りました。
娘のKちゃんから、皆さんで来て欲しいと連絡がありました。
この時期なのですが、皆でお別れに行ってきました。
Sさんは、次男の幼稚園の執行役員のお仲間です。
このグループは忘れもしません。
在任中に役員仲間のHさんがすい臓がんであっという間に亡くなられ、
悲しいお別れをしたのです。
幼い女の子を二人残されてどんなに無念だったことでしょうか。
今もあの葬儀の光景が目に浮かびます。
続いてOさんの息子さんが骨の癌で急逝。まだ高校生でした。
お葬式を2つも経験しました。
いつも明るいOさんの嘆きようは傍で見ていても言葉のかけようもなく。
役員が一人欠けたまま最後までお役を終えました。
そんなことがあってこの仲間は結束が固く、役員が終わったその後も
ずっとお付き合いが続いています。
Sさんは一番年長で会長さん。
温厚なお人柄で皆をまとめてくれました。
華道、書道に通じていて、凛としたたたずまいが憧れでした。
よく旅行も行きました。みんなで集まってどれほどおしゃべりをしたことか。
会社の倒産。ご主人様の認知症発症と闘病。お見送り。透析に介護。
乳がん。息子娘たちの結婚。離婚に再婚・・・。
嬉しいことも悲しいこともいっぱいいっぱい悲喜こもごも。
全て包み隠さず話しましたね。みんな逞しく明るく生きています。
ある時、Sさんの年賀状の文字があまりにも・・・。
何かあったのかなと心配していました。
しばらくして集まりの後で「実はね、アルツハイマーの初期の診断が出たの。
今は普通に生活が出来るけど、少しづつ進行するらしいの。
今は進行を遅らせる薬しかないそうなのよ」と。
言葉も出ませんでした。
出来るだけ連れ出してください。声かけてください。会いに来てください。
ご主人様の希望で、集まりは近くで。ご主人様の送迎で。
その後の集まりはSさんの家で。ご主人さまもご一緒に。
お弁当やお菓子を買っていってワイワイ。疲れないように1時間で。
にこにこみんなのおしゃべりを聞いてくれていましたね。
皆が帰る時には「気を付けて~」と手を振ってくれました。
コロナが落ち着いたら会いましょうねと。
一昨年の秋が最後になってしまったのがつくづく残念です。
病気を伝えてくれた日から7年・・・7人グループが5人になりました。
みんな色々抱えているけど、それぞれ頑張って生きていますよ。
皆を見守ってくださいね。
Sさん 安らかに。
ほんとうにほんとうにありがとうございました。