ずっと行ってみたかった中国東北部、旧満州国。
中国人の友人と一緒に、急きょ旅することになりました。
目的は「アジアのおばあさんを訪ねる旅」企画で当時のお話を伺うこと。
なんですが、あまりに慌ただしく旅程を決めたので、事前学習とおばあさん探しに冷や汗タラタラかきながら準備をし、あとは運試しダー!の勢いでいつも通りの旅立ちとなりました。
で、結果的に回ったのは、ハルピン→チチハル→ハルピン→長春。
(初冬のハルピンで、なぜかドリアンが人気… もちろん輸入品です)
(ハルピン駅前のうどん屋に入ったら、テーブルに地雷酒の瓶が! これが欲しくて探したけれど土産店では見つからず)
(観光客で賑わうメイン通りの百貨店には、なんと人間マネキンが!)
(ストリートアートも人気でした。1元冊がみるみる貯まるのにビックリ)
(ハルピンはロシア人が発展させた街。ソフィア大聖堂にハト飛び交う)
(郊外にはトウモロコシ畑が広がっていました。写真はちょっと違う畑ですが…)
(こちらは最も痛々しい731部隊跡。管理棟だったこの建物だけが現存していて、戦後しばらくは学校として使われたそうです。今は731部隊について紹介する展示博物館)
それで、書きたいことはいろいろあるのですが、頭と手が追いつかない…。
ということで、今度にします。
この企画のために訪れた国は、ロシア(サハリン)、フィリピン(ダバオ)、中国(ハルピン)で3カ国になりました。
今日から韓国に行ってお2人インタビュー予定。
あと台湾、ハワイ、できればインドネシアかマレーシア…、サイパンも行きたいなぁと考え中です。
おばあさんを訪ねるために近代史の勉強をし、知り合いや関係機関に問い合わせておばあさんを探し、とにかく頭を下げて紹介してもらったり通訳をお願いしたり。
「アジアのおばあさんに話を聞く」なんて、とんでもなく曖昧な企画趣旨だと我ながら思うけれど、その過程で得る知識や感情はあまりにディープで1人では抱え切れない程です。
もったいないから、絶対にがんばってまとめようと決意新たに次の地に向かう繰り返し。
ちなみに今のところ、こんな疑問が素朴に沸き上がっています。
愛国心って何だろう。
日本人って、何だろう。
いろんな意見や情報がありすぎて、何を信じていいか分からない近代史。
個人的に大っ嫌いな近代史です。
だからこそ、おばあさんの小さな瞳を見つめながら、生の話を聞かせてもらわないと頭に入ってこない。
そうやってちゃんと知ろうと向き合い始めています。
あ、ソウル行きの飛行機搭乗が始まりました。
peach。
交通費が安く済む時代になってくれて本とに良かったぁ。
では次の地へ、行ってきます。
(そしてちゃんとまとめなきゃ…)
私もハルピンに行く前に元満毛開拓団の方のお話を聞き、胸が痛む思いでした。帰って来られた方々は、大変な思いをしながらも、運良く戻って来られたのだろうとも思います。まだまだ証言を残す活動は道半ば、とも聞きましたので、国内でも当時の経験をできるだけ聞き取れればと思っています。
そして「人間皆一緒」ということを、声を大にして言いたいのです。恐怖や不安を煽っても良いことは何も起きませんからね…。
外国にいかなくても、まだ、日本で沢山生きてるよ。引き揚げ話聞いて一緒に泣いた。通州事件とか聞くと大陸の人は怖い。でも人間皆一緒。好人も居れば悪人もいる。とサラッとブログ読みました。