三味線を弾く永井荷風と踊子?たち
2007年に某SNSに書いたブログ「葛飾情話」
それを<>で括って原文のまま掲載する(コメントは省略)
<芝木好子「葛飾の女」、半村良「葛飾物語」など、
葛飾は文学作品の舞台にもよくなっています。
また、私もつい最近知ったのですが、
「葛飾情話」というオペラ作品も作られています。
といってもこれは浅草オペラ全盛の頃の話で、台本は永井荷風。
ストーリーはごく単純。
恋仲のバスの運転手と美貌の車掌。その車掌が映画監督に見初められ、
恋人を捨てて映画女優に。
運転手は彼を好いていた茶屋の娘と結婚して幸せに暮らす。
そこへある日突然女優の夢破れた元車掌が現われる。
また、娘にも、政治犯で捕まった父親の裁判費用を工面するために
花柳界に身を売ってくれという話が持ち込まれる。
それでは、その身代わりを汚れてしまった私がしましょう、
と女優が申し出るというお話。
このオペラ、8年ほど前に再演されたようですが、
残念ながら再演の舞台は葛飾ではありませんでした。
けっこういいホールが葛飾にもあるのですが・・・。>
葛飾は文学作品の舞台にもよくなっています。
また、私もつい最近知ったのですが、
「葛飾情話」というオペラ作品も作られています。
といってもこれは浅草オペラ全盛の頃の話で、台本は永井荷風。
ストーリーはごく単純。
恋仲のバスの運転手と美貌の車掌。その車掌が映画監督に見初められ、
恋人を捨てて映画女優に。
運転手は彼を好いていた茶屋の娘と結婚して幸せに暮らす。
そこへある日突然女優の夢破れた元車掌が現われる。
また、娘にも、政治犯で捕まった父親の裁判費用を工面するために
花柳界に身を売ってくれという話が持ち込まれる。
それでは、その身代わりを汚れてしまった私がしましょう、
と女優が申し出るというお話。
このオペラ、8年ほど前に再演されたようですが、
残念ながら再演の舞台は葛飾ではありませんでした。
けっこういいホールが葛飾にもあるのですが・・・。>
今から17年前 このオペラの事をどうして知ったのか その記憶がない
改めてオペラの事を調べてみたら 再演した団体のWebサイトがあった
再演時期は1999年 作曲者・台本・初演・登場人物・ものがたり・・・
情報量としては十分だが 音楽が無いのが残念! Youtube等にも無し
ものがたりの下線をクリックすると歌詞が出るのがご愛敬
結末は? やはり女優が身代わりを申し出るところで終わっている
どうやら原作の台本がそれで終っているからなのだろう
初演は1938/S13年 浅草オペラ館で上演され評判となった とある
荷風の「断腸亭日乗」にその事が書かれているらしいが、青空文庫には未掲載
残念なので色々探したら Youtubeにテキスト無しの朗読があった
1年分の日誌なので 時間が90分弱と長い
御用とお急ぎの方は 開始31分頃~41分頃までがオペラ公演に関する部分
この朗読にも出て来る永井智子(オペラのソプラノ歌手)
今日は音声ファイルが多い
1953/S28年の録音 洒脱な人柄と話の上手さや面白さが伝わって来る
最後に文字情報 青空文庫より勲章
荷風が文化勲章を受章した時のことを書いたのかと思ったら違った
彼の人柄が察しられる佳い話だと思う
荷風の話はまだ終わらない
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]