遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

永井荷風#17『またまた寄り道 荷風と安吾』

2024年02月18日 | 日記

荷風には珍しくちょっとミステリアスな雰囲気で面白い・・・
原作は青空文庫にある ドラマはかなり短縮されている

ドラマの雰囲気から なぜか坂口安吾の探偵ものが思い浮かんだ
二人の写真を並べてみた


左:永井荷風 1879/M12生-1959/S34没(享年79歳)
右:坂口安吾 1906/M39生-1955/S30没(享年50歳)~何れもNDL「近代日本人の肖像」より

何となく同世代の作家の気がしていたが 私の思い違いだった
生まれ歳で1/4世紀 享年で30歳の差がある
二人の交友関係を調べてみたが どうやら無いようだ

ただ 安吾は次の作品で荷風のことをボロクソに書いている
(安吾は「問はず語り」以外に「つゆのあとさき」「墨東奇譚」にも触れている)

荷風の「問はず語り」は青空文庫化されていないので 朗読を!

これを荷風が読んだのかどうかは分からない
安吾作品の初出は1946/S21ー9/1発行:日本読書新聞」
その頃の文庫本「日乗」を読んでみたが 反応らしいものは無し
荷風は「文学者」嫌いだから そんなものは無視か?・・・

安吾は「文学者」に納まる作家ではないと思うが・・・
その安吾にこんな作品もある 安吾下田外史(Youtube朗読)
「つゆのあとさき」ならぬ「酒のあとさき」という作品も(Youtube朗読)   
これも面白い

今日は荷風と安吾の朗読散歩になった 明日は「日乗」に戻れるかどうか
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]