銀座カフェ・タイガー 荷風は「大牙」とも書いている
1926/T15年 47歳 8月 銀座カフェー・タイガーに通い始める
年譜にこう書いてあったので 早速 「摘録・断腸亭日乗」を開く
<8月9日 夕方 尾張町(現在の銀座4丁目)タイガーでお茶を飲む>
<8月11日 夕方 タイガーで食事 ここの女給には新橋の元芸者が2,3人
10年程前まで 芸妓が女給になるなど考えられなかった 人の心は変わる
文学者の気風も一変 菊池寛のような男が続々と現れるのも無理はない>
注:荷風は菊池寛だけでなく 文学者ほとんどを蛇蝎のように嫌った
この頃から銀座ではカフェ・ライオン カフェ・プランタンなど続々開店
文壇バー「ルパン」も最初はカフェだった
この頃 カフェの女給を歌った「當世銀座ぶし」が流行ったという
3番の歌詞に タイガー(虎)とライオンが出て来る
この頃の荷風の「日乗」にはカフェ・プランタンも登場する
カフェ・プランタンの店内
ほかに荷風が食事などに利用した店に銀座風月堂がある
銀座風月堂
荷風とは離れるが 40年程前 銀座のライオン・ビアホールによく行った
調べてないが これはカフェ・ライオンがビアホールに変わったのだろか
ビヤホール銀座ライオン
今日は軽めだったがこれでお終い
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]