※例によってあまり込み入った事は書いていません。
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<ザスパクサツ群馬>
予想フォーメーション 4-4-2
GK 清水 松原 外山 山田
CB 渡辺 川上 畑尾 高橋 城和
SB 岩上(R)小島(L)吉永(L?)光永(L?)阿部? (平尾)
DH 内田 金城ジャスティン俊樹 中山 久保田 (岩上)
SH 加藤(L)田中(R)平尾(R)進(L)白石(L)天笠? (久保田)
FW 大前 青木 北川 高木 (一木)
予想順位 16位~21位
ここもセンターバックは岡村が個人昇格・川上が故障で出遅れと、秋田と似通った状況。大宮から満了で畑尾を獲れたのは大きいが、それでも新人の高橋・城和のどちらかが一定の結果を挙げないとかなり苦しくなると思われる。
またサイドバックも飯野・高瀬が移籍。そのため岩上は右SBに専念すると思われるが、そうなるとボランチが手薄になるという具合に、やりくりの大変さが滲み出ているようで何とも。大宮でFW登録だった吉永、実際はウイングバックでの起用が主だったので、SBに割って入る事が出来るだろうか。ボランチは新加入の久保田の他、金城ジャスティンの一本立ちに期待したい所だが。
前線は、ベテランの域に入っている大前次第という側面はあるものの、高木・北川の加入もあり悪くない陣容となっている。比較的人材豊富なサイドハーフを軸に攻撃を組み立てられるか。
正直言って残留争いの中心となりそうであるが、少数精鋭ぶりを発揮して何とか生き残りたい所。
<大宮アルディージャ>
予想フォーメーション 3-4-2-1?
GK フィリップ・クリャイッチ 笠原 後藤 上田
CB 河本(C)西村(C)河面(L)高山(L)櫛引(RL)山越(RL?)山田(RL) (渡部)
WB 渡部(R)翁長(LR)馬渡(RL)柴山? (山田)
DH 三門 小島 小野 大山 石川 松本?
IH 黒川 奥抜 菊地 高田 松田?
FW イバ ネルミン・ハスキッチ 中野 佐相 矢島 藤沼
4-4-2の場合
GK クリャイッチ 笠原 後藤 上田
CB 河本 西村 河面 櫛引 山田 山越 高山
SB 渡部(R)馬渡(RL)翁長(LR)柴山? (櫛引)(山田)
DH 三門 小島 小野 大山 石川 松本
SH 黒川(RL)奥抜(L?)高田? 松田(R)佐相(R) (菊地)(小野)(翁長?)
FW イバ ハスキッチ 中野 菊地 矢島 藤沼 (奥抜)
予想順位 4位~12位
新監督である岩瀬健氏の下、フォーメーションがどうなるかが最初の疑問点。前年のサッカーを下に両方予想してはみたものの、FWが多い分4バックの方がやり易そうな感じはある。
そのFW、イバと役割が被る長身のポストプレイヤータイプを移籍させ(戸島・富山)、磐田から中野を獲得と布陣変更。ハスキッチが今季もフィットしないと、(矢島が加わったとはいえ)イバにかかる期待と負担は大きそうだ。
MFでは、放出はサイドハーフタイプが多かったが、尚もボランチを補強(松本)。故障者続出の前年を踏まえ、まずは中盤の底を固めるのが先決という意識が強いのだろうか。
そのサイドハーフは、海外移籍を目指したが断念した黒川を軸に、色々ポジションの流用が考えられる。長野ではウイングだった佐相はここで使われそう。
地力はあるので上位争いには加われそうだが、そこから上に上がるには未知数な点が多い。
<ジェフユナイテッド千葉>
予想フォーメーション 4-4-2
GK 新井章太 鈴木椋大 相澤ピーターコアミ
CB 新井一耀 チャンミンギュ 鈴木大輔 岡野
SB 安田(L)溝渕(RL)小田(R)伊東(R)小林? (米倉)
DH 田口 熊谷アンドリュー 小島 高橋 (小林)(見木)
SH 見木(R?)矢田(R)福満(RL)末吉(L)米倉(R) (船山)(岩崎)
FW 川又 船山 大槻 岩崎 サウダーニャ 櫻川ソロモン ブワニカ啓太
予想順位 6位~16位
フロントトップも代わり(GMに鈴木健仁氏が就任)、今年こそ……という思いが最も強いクラブであろう。
尹晶煥(ユンジョンファン)監督のサッカーに適合させる編成を重視して昇格を……と意気込みは感じるが、その過程で前年重用されていた山下・鳥海も移籍する事となり、果たして思い通りのサッカーを貫けるか今季も不安は残る。
ディフェンスリーダーとして鈴木大輔を獲得、近藤・増嶋からの路線どおりの補強を見せる。FWでも、身体能力の高いハーフを育成する(オナイウ阿道以降?)という路線作りが見られる。(櫻川・ブワニカ)
その他栃木でタフさを身に付けたと思われる溝渕が復帰、湘南スタイルを経験した岩崎を獲得と、尹サッカーへの適合者は増えある程度の期待は出来そうか。それでもずっとJ1昇格を果たせずにズルズルと過ごしているクラブ、いくら補強が上手くいっても不安は拭えないという思いは抱えていそうで、予想する側からしても非常に難儀であろう。
<東京ヴェルディ>
基本フォーメーション 4-1-2-3
GK マテウス 柴崎 長沢
CB 平 ンドカ・ボニフェイス 富澤 馬場 (若狭)
SB 若狭(R)奈良輪(L)福村(L)安在(L)山口(?)
DH 山本 加藤 (佐藤優)(梶川)
IH 佐藤優平 梶川 井出 森田 松橋 石浦 阿野 (山本)
WG 小池(R)新井(L)山下(RL)(佐藤凌我)(松橋)(阿野)
CF 端戸 (山下)(森田?)
予想順位 9位~17位
経営危機が騒がれた前年終盤だが、早期に水戸からンドカ・ボニフェイスを獲るなど、その余波はあまり感じさせず。しかし年が明けると井上・藤田譲瑠チマが個人昇格と放出が目立つ事となり、勘定のバランスを採る事に必死となった印象。
ベテラン・高橋が移籍したものの、24歳のンドカが加入した事で、ディフェンスは年齢バランスが一気に取れた節があり。若手の馬場は前年終盤で観た限りでは未だ頼りない印象だったので、ベストな補強なのは間違い無い。
チマ(ジョエルと呼ぶのが定着しつつあるが)の穴埋めであるボランチの補強も、北九州から加藤の獲得に成功。勝負所でロングフィードを供給し攻撃を作っていた印象のある前年の加藤だが、ヴェルディのサッカーに適応できるのか。期待外れだった場合は一気に手薄となるが、レンタルながら出戻りとなった梶川が埋められるか。
その出戻りという要素も、他に安在・富澤と多大なウェイトを占める事となった。10年ぶりの復帰となった富澤、既に最晩年で古巣での引退を望んでの移籍感はあるが、守備固め要員として働けるだろうか。
全体としては前線の補強が足りなめであるが、継続性でカバーする算段か。
<FC町田ゼルビア>
基本フォーメーション 4-4-2
GK 福井 茂木
CB 深津 水本 高橋 森下
SB 奥山(L)酒井(R)三鬼(R)デューク・カルロス(L?)青木?
DH 佐野 高江 (平戸)(長谷川アーリア)
SH 平戸(LR)吉尾(R)土居(L)長谷川アーリアジャスール(L?)岡田(L)マソビッチ(L)
FW 中島 鄭大世 ドゥドゥ 太田 晴山 ンダウ・ターラ (平戸)
予想順位 12位~19位
鄭大世(チョンテセ)はじめ大型補強を敢行し上位を目指す……とは聞こえが良いが、キーパー2人はいくら何でも足りないだろう。シーズン中に何らかの対応はすると思われるが……。GKコーチ(武田治郎氏)は、一時的な現役復帰の準備をした方が良いかも。
こうして布陣を見ると、ボランチも不足。佐野・高江の2人のみでほぼ回せていた前年もあり安心感を得てしまったと思われるが、物理的な不安は感じないのだろうか。平戸がスクランブルで回れるとはいえ……。
その平戸が主にセカンドトップを務めていた前年、実質1トップであった安藤が移籍し、鄭・ドゥドゥを獲得。この2人を活かすべく純粋な2トップで挑むのか、それともセカンドトップを基本とするのかが大きな選択だろうか。
後は、ランコ・ポポヴィッチ監督の申し子というべき長谷川アーリアの加入か。しかし前年(名古屋)は出場機会が無く、J2にカテゴリを落としても、十分に稼働出来るか不安が残る。下手に重用したらしたらで、逆に低迷する可能性もありそうで怖い。
<SC相模原>
基本フォーメーション 3-4-2-1
GK アジェノール 三浦 竹重
CB 白井(CR)梅井(L)後藤(?)鎌田(?)川崎(?)エドゥアルド・クンデ(?) (川上)
WB 夛田(R)星(L)石田(R)舩木(L?)
DH 梅鉢 川上 窪田 稲本 芝本?(鎌田?)
IH ホムロ 藤本 清原 和田
FW ユーリ 中山 平松 (ホムロ)(和田)
予想順位 18位~22位
J2初年度にしては主力をかなり入れ替えて臨む事となったが、前年も入れ替わり激しかったため恒例行事なのか。その中でも鹿沼・才藤の移籍は非常に痛手だと思うが……。またクラブ初にして唯一のユース出身であった中村の契約解除もあり、育成面でも疑問符が。
王者・秋田と同様に、ボール支配に全く拘らないサッカーを展開していたとの事だが、これだけメンバーが変わっても継続させる事が出来るか。残留のカギはその一点に尽きると思われるが、正直かなり厳しいと予想。前線では、駆け込むようにホムロの再契約が決まったのは好材料だが……。
移籍選手の穴、特にセンターバックを補強すべく、今季も後藤や鎌田ら実績重視の選手獲得が目立った。逆にサイドには石田・舩木と若手を獲得したが、2人を活かすような4バックへの変更もあるかも知れない。