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2025年J2リーグ・開幕前の編成の雑感その4 ~「降格→J2の頂点」にさせないビッグクラブ?

2025-02-06 16:02:32 | 雑記

その1 その2 その3

J2移籍情報

「バトル・オブ・九州」の舞台である九州地方。北方の札幌と同様に、こちらも鳥栖と降格クラブが光臨した場でもある。そして鳥栖と札幌は時を同じくして2011年に昇格を果たしたクラブ。札幌が1年で降格しJ1定着に尚も時間を要したのに対し、鳥栖は以降前年までその座を維持と明暗分かれた経緯となり、そして降格も同時とドラマティックである。(そうか?)
その鳥栖よりも長崎の方がクラブ規模的に強大であると予想される、歪型が作られている今季。この2クラブのぶつかり合いに、特異な布陣を駆使して戦う熊本、清武復帰で勢いを得んとしている大分が横から加わるという図式な九州地方。今年も目が離せなくなりそうだ。

<サガン鳥栖

今までも選手の移籍を止める術が無かったクラブ故に、当然ながら個人昇格の的に遭う事数多。よりによって「J1クラブへレンタル」(中原)という逆の図式も生まれてしまう中で生き残りを図り、監督には前年までセレッソに尽くしてきた小菊昭雄氏を迎える事に成功した。(予想布陣は、とりあえず最も期間が長かった4-1-2-3とする)
ともかく降格した事で、J1時代とは逆にそれなりに強者の立場を活かせるようになったか。GKは泉森、センターバックは森下・小川と同一カテゴリから盛大に引き抜き。レンタル組の帰還も加えた事で、後方を安定させ戦える姿勢は整ったであろう。
そんな流れに水を差すように、福田がスキャンダルにより契約解除を余儀なくされる事に。前年もチーム内のゴタゴタ(クラブ役員のスパイ?疑惑)が報道されただけに、久々のJ2暮らしにより駆け出し期のグダグダぶり(某テルコ氏が社長の頃)が甦ってしまわないか。杞憂に終わらせるためにも成績を残す事は必至となる。

予想順位=3位~12位

予想フォーメーション 4-1-2-3

GK 内山 泉森 ヤンハンビン アルナウ
CB 今津 平瀬 小川 森下
SB 長澤(R)上原(R)安藤(L?)楢原(?)(堺屋L)
DH 本田 西矢 櫻井
IH スリヴカ 堀米 日野 西川? (本田)(西澤)(クリスティアーノ?)
WG 新井(L)西澤(RL)堺屋(L)(堀米R?)(楢原?)
CF 酒井 山田 鈴木 ジョー

V・ファーレン長崎>

ついに開業した新スタジアム。このバックボーンを得て即昇格……とはいかなかった前年だが、プレーオフ敗退のショックを払拭するに大事となったオフ。
そしてその最もたるものが山口の獲得成功と、ビッグネームの補強という判り易い要素となった。折りしも秋野の個人昇格で薄くなった中盤センターの選手と、ポジション的にも理に適う。脅威となった助っ人アタッカー陣も全て残し、さらにGK後藤・関口と同一カテゴリから引き抜きと、すっかり屈強ぶりを発揮できるようになったクラブ。若手のモヨマルコム強志がチームの血と肉になる前に早くも海外移籍と、強豪故の悩みも発生したのだが……。
ともかく、当然ながら昇格候補の筆頭と予想し、後はグラウンドの中で行われるサッカー次第。「助っ人の起用次第で内容が変わる」というのを地でいってしまいプレーオフでの低調に繋がったが、時には非情な選択が求められそうだ。

予想順位=1位~8位

予想フォーメーション 4-1-2-3

GK 原田 後藤 富澤 井岡
CB 櫛引 照山 新井 エドゥアルド (岡野)
SB 米田(L)増山(R)飯尾(R)岡野(R)関口(R)高畑(L)
DH 山田 山口 (安部)(加藤)
IH ジェズス 澤田 名倉 中村 加藤 安部 エメルソン? (山口)
WG ギリェルメ(R)笠柳(L)松澤(L)(中村R)(増山R)
CF フアンマ エジガル 山﨑 セリンサリウ (ジェズス)

<ロアッソ熊本>

チームを支えてきた伊東が引退。特異なフォーメーション・戦術を華々しく放ってきたものの、これが崩壊の予兆となるのか、あるいは踏ん張りを見せるのかといった立ち位置か。
GK田代・江﨑・石川と、センターラインが一気に抜かれて薄くなり。相変わらず選手獲得のパイプも狭い中で、個人昇格したGK武者・塩浜がメインの補強選手。そして後は大量に獲った新人選手(6人)のうち、前年の小長谷のような存在が現れるかどうか……と、傍らから見れば細長い成功の糸であるがそれを覆すのが大木武監督次第。こう書くと最早宗教の域と思えなくも無いが、それがこのクラブの生き残り術なのは確かである。
神代が頭角を現してきた1トップの視界は割と明るいが、特異なチームだけにセンターラインに求められるのが万能性。平川も石川も小長谷も、そしてレンタルバックで去った唐山もその資質が伺えたものの、果たして神代にそれは備わっているかどうか。

予想順位=9位~18位

予想フォーメーション 3-3-1-3

GK 佐藤優也 佐藤史騎 武者
CB 黒木(LRC)大西(RL)岩下(L)阿部(R)袴田(C?)宮㟢(?)李泰河(?)
DH 上村
WB 大本(R)三島(RL)竹本(L)豊田(R)藤井(L)(岩下L)(阿部R)
IH 小長谷 (竹本)
WG 塩浜(R)松岡(L)(大本R)(小長谷?)
CF 神代 大崎 べジョンミン

<大分トリニータ>

片野坂知宏監督再登板で夢再び……だったはずが、まさかの残留争いを強いられるシーズンとなり。鳥栖同様にマイナス要因に蓋をしたい状況の中、放った手は清武の再加入と、ビッグネームかつ人情的な補強に踏み切る事となった。これで低迷かつ、ドイスボランチ(弓場・保田)がともに居なくなったという負の要素は薄まり、改めて昇格を目指す戦いへと踏み切れるだろうか。
かくして他の同時期のセレッソの主力組と同じく、J2でその能力を還元する立場となった清武。乾は散々言われながらも清水をJ1に復帰させ、柿谷は古巣(徳島)に対しそれが叶わず引退と、その心意気が報われるとは限らない厳しい世界だがどうなるか。
サッカー的には、前年終盤に残留争いを凌ぐ要因となった、パワーサッカー風味のスタイルを継続するかどうかが注目点。前年最終節(仙台戦、1-2)の時点では、ボール保持の気質も見せていただけにどちらに張りが振れるかは微妙。結果を残すのならば、パワーサッカーを交える方が手っ取り早そうではあるが片野坂監督の選択はどうなるか。

予想順位=5位~16位

予想フォーメーション 3-4-2-1

GK ムンキョンゴン 濱田 佐藤隼 古野
CB ペレイラ(R)デルラン(L)藤原(C)香川(LR)戸根(RC?)(吉田R)
DH 池田 天笠 榊原 小酒井 (野村)(中川)
WB 吉田(R)茂(L)宇津元(L)野嶽(RL)薩川(L)
IH 野村 中川 清武 有働 (池田)(宇津元)(屋敷)
FW 伊佐 鮎川 有馬 キムヒョンウ

(了)


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