前回、12月1日のブログでY様邸の基礎の配筋検査の写真をお届致しました。
多少写真が前後いたしますが
基礎の配筋工事の様子をお届いたします。
掘削し、砕石敷き込、転圧のあと、地中からの湿気を抑えるために防湿シートをしきます。そのうえに捨てコンクリート打ち込いたします。約5cmほどの厚さです。
写真はその捨てコンクリートが固まった状態です。
これから基礎耐圧盤のコンクリート打ち込みに向けて鉄筋を配筋してゆきます。
鋼製型枠を回りに並べ、たててゆきます。
鉄筋を配置し、緊結、結束してゆきます。
鉄筋はどのようなものを使用したかは、お引き渡し時に鉄筋のミルシートという工場からの出荷証明書を差し上げてご説明いたしております。
耐圧盤の配筋の様子。縦横200ピッチのマス目状になります。
当社の標準仕様は上下2段のダブル配筋です。
会社によっては、シングル配筋のところもあります。
ローコスト住宅では、耐圧盤に鉄筋を入れないところもありますのでご注意ください。
かぶり厚さや定着長さに注意しながら
きれいに配筋いたします。
立ち上がりの基礎部分の縦筋はフック付と呼ばれる鉄筋を配置します。
先が曲がっているものがそれです。
布基礎が立ちあがる部分の下です。
1階リビングが大空間になっておりますのでその境の壁の下については
地中梁の構造にしています。
耐圧版の水抜き穴です。工事中、屋根がかかる前や外壁を貼り終える前に雨が降ってしまいますと
基礎に水が溜まってしまいますので、そのための水抜き穴です。
最後に専用のふたをしますので、穴を開けっ放しという訳ではありません。
基礎の耐圧版の配筋が済んだあと、検査をうけます。
検査の様子は先日お伝えいたしました。
検査に合格いたしますと耐圧版にコンクリートを打ち込み致します。
写真は打ち込みの後、コンクリートが固まったところです。
耐圧版のコンクリートが固まりますと
外周部や
1階の室内間の壁の下にくる、立ち上がり布基礎の配筋をしてゆきます。
真ん中あたりの上に伸びているものがアンカーボルトです。
アンカーボルトは、基礎と土台を緊結する金具です。
アンカーボルトは、フックで布基礎の鉄筋に留めてゆきます。
アンカーボルトの下に見えるコの字型の金物は、吊り巾留め金具。
上下セパレーターとも言われています。
コンクリートの流し込みに必要な型枠を建てて固定するための金物です。
外周部には、排水・給湯、給水用のスリーブをいれるため
ボイド管というボール紙でできた管をいれておきます。
ここにはコンクリートは充填されないため、コンクリートが固まった後 この段ボールをとると、穴があきます。
穴のまわりも三角に鉄筋を置いて開口部を補強します。
当社の施工では、基礎の耐圧盤に配管類を埋め込まないようにしています。
コンクリートに下に埋め込んでしまうと将来メンテナンスができなくなってしまいます。
こういったところは、会社により施工方法が微妙に違います。
お客様が現場でかけて確認しないと解らないところです。
ハウスメーカーの営業マンは、自社の現場がどうしているか知らない人も多いのではないでしょうか?
立ち上がり基礎の配筋やボイド管を入れ終わると
耐圧版のコンクリート打ちこみ時に使用した鋼製型枠もはずします。
戸建て注文住宅の設計、家造り、リフォームを約25年して参りました。変化する法令や、制度などを日々勉強しながら、これまでの知識や経験を生かして、対応させていただきます。
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2006年9月~2013年1月までの記事は、前職、地域ビルダー時代の記録です。