ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタ宇宙船が彗星67P/チュリュモフ-ゲラシメンコの中心から 12.8 キロメートルにあった2016年8月10日にとられたオシリス広角カメライメージ。スケールは 1.18 メートル/ピクセルであり、このイメージは幅約 2.4 キロメートルである。
<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック
<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタ(Rosetta)宇宙船は、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコを調査するために、2014年からこの彗星の周辺を周回しています。現在はその軌道を下げ、地表から10キロメートル以下にあります。一方、彗星自身の軌道は次第に太陽から遠くなり、2016年7月末時点で太陽から約5億 2,000 万キロメートルとなり、宇宙船が受ける太陽電力も次第に弱くなっています。間もなくその寿命が尽きることが予想されます。このイメージは、地球と比較してほとんど重力が皆無ともいえる小さな彗星の表面に散在する岩などを見ていただくために取り上げてみました。これまでのロゼッタ(Rosetta)宇宙船の彗星周辺の軌道を こちら から見ることができます。