センチネル3A衛星は、2016年7月25日に、ダストの嵐が紅海を横断して東に吹くこのイメージをとらえた。ダストの嵐または砂嵐は、通常、緩い砂と沈泥で覆われた乾燥した地面を横断して急速に動く大量の冷たい空気の結果であり、主要な環境や農業に損害を与える注目すべき自然現象である。ダストの嵐は大気質の劣化の主な原因であり、人間の健康に危険をもたらすことがある。他に見られる地形には、イメージ左のナイル川と、右上のアラビア砂漠のオレンジの砂がある。センチネル3は、ヨーロッパのコペルニクス計画のために、地球の海、陸地、氷、大気を監視する機器一式を運んでいる。このイメージは海と陸地カラー装置によってとられた。
<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」
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<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル計画は、様々な技術を駆使して全地球を監視する、極めて先駆的な企画です。今後3日間、センチネル3、センチネル2、センチネル1の新→旧の順に、発表された記事の中から、その働きの一部を紹介します。なお、センチネル計画は、現状ではセンチネル5までが予定されています。