国連経済社会局(UN Department of Economics and Social Affairs)によれば、 世界の人口は2050年に97億人に達する見込みである。都市部はすでに世界人口の55%を占め、2050年には68%に成長すると予想されている。気候変動がもたらす課題と組み合わせることによる、急速かつ計画外の都市化は、大気汚染の増加、災害に対する脆弱性の高まり、水、原材料、エネルギーなどの資源管理に関する問題につながる可能性がある。ヨーロッパ宇宙機関とドイツ航空宇宙センター(DLR)は、世界の都市化における現在の動向を理解するために、グーグルアースエンジンチームと共同で、世界で最も包括的な人間の定住データセット、世界定住足跡(World Settlement Footprint)を共同開発している。この世界定住足跡のセットはいくつかの異なる製品から成り、その二つが国連気象変動会議(COP26)の間に公開された。これらの製品は、地理空間データ分析のためのグーグルのプラットフォームであるグーグルアースエンジンで、何百万時間もの計算時間を使って構築された。
<出典>: 「地球観測:ヨーロッパ宇宙機関(Observing the Earth : ESA)」
<ひとこと>: イメージのリンク先は一例として、タイ、バンコックに関する動画です。
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<火星探査>
今日のテーマ: マストカメラZの初めての火星の日没 (パーサビアランス)
ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。
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<お知らせ>: 日本時間今日11月24日午後3時21分に、NASAの二重小惑星軌道変更実証実験衛星(DART)が打上げられます。この衛星については昨日の記事を、打上中継はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」を参照。