惑星地球を保護する初めてのテストミッション、小惑星または彗星の危険の可能性から地球を守る世界で初めてのフルスケールのミッション、NASAの二重小惑星リダイレクションテスト(DART)が、バンデンバーグ宇宙基地の宇宙打上複合施設4から、「スペースX」のファルコン9ロケットで、東部標準時水曜日午前1時21分(日本時間水曜日午後3時21分)に打上げられた。ジョンズホプキンス応用物理研究所(APL)によって製造され管理されるNASAの大きな惑星防衛戦略の一部、二重小惑星再方向付けテストは、地球に対して脅威でない既知の小惑星に衝撃を与えるだろう。そのゴールは、地上ベースの望遠鏡を使って正確に測ることができる方向へ小惑星の動きを僅かに変えることである。 DART は、宇宙船がターゲット小惑星に自動で誘導し、計画的にそれと衝突することができることを示すだろう。イタリア宇宙庁(ASI)によって提供されるキューブ衛星 LICIACube が、衝突と、結果として生じる物質の雲を捕えるために DART の衝突の前に解放されるだろう。 DART 衝突の概ね4年後、ヨーロッパ宇宙機関のヘラ(Hera)プロジェクトが、 DART の衝突によって残されたクレータに特別に焦点を当てて二重小惑星の精密測定を行い、ディモルフォス(Dimorphos)の質量を正確に決定するだろう。
<出典>: 「二重小惑星リダイレクションテスト(DART)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: 11月23日の記事も参考に。
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<お知らせ>: ロシアの国際宇宙ステーションの新モジュール Prichal ノードモジュールが、今夜、ステーションと並走・ドッキング(00:25 AM)します。ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。