JWST または Webb とも呼ばれるジェームズ・ウェッブ(James Webb)宇宙望遠鏡は 6.5 メートルの主鏡を備えた大型赤外線望遠鏡である。この望遠鏡は、12月18日に、フランス領ギアナからアリアン5ロケットで打上げられる。ウェッブ望遠鏡は、ビッグバン後の最初の光から太陽系の進化に至るまで宇宙の歴史のあらゆる段階を調査し、世界中の天文学者達にサービスを提供する、次の10年の最高の天文台になるだろう。この望遠鏡は、NASA、ESA(欧州宇宙機関)、CSA(カナダ宇宙機関)の国際協力であり、NASAのゴダード宇宙飛行センタが開発を管理し、打上後は宇宙望遠鏡科学研究所が運用する。この望遠鏡のためにいくつかの革新的な技術が開発された。打上後に展開して形を調整する18のセグメントで構成された主鏡、ミラーは超軽量ベリリウムが用いられた。ウェッブの最大の特徴は、太陽からの熱を100万倍以上減衰させるテニスコートサイズの5層の太陽光遮蔽である。望遠鏡の四つの計器(カメラと分光計)には、非常にかすかな信号をも記録できる検出器がある。一つの計測器(NIRSpec)には、最大100個の目標を同時に観察できる、プログラミング可能なマイクロシャッターがある。ウェッブはまた、別の機器(MIRI)の中間赤外線検出器を7ケルビン(華氏マイナス447度)まで冷却する装置を持っている。
<出典>: 「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Telescope)」
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<ひとこと>: ウェッブ望遠鏡の主要な機能を示す日本語のページは こちら から。
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<火星探査>
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