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2月11日(金): KAGRAの環境モニターが捉えたトンガの海底火山噴火

2022年02月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)は、微小な空間の伸び縮みを測定することで重力波を観測します。非常に微弱な重力波の信号を捉えるためには、あらゆる雑音を減らさなければなりません。その中でも、周囲の地面の振動や音といった環境に起因する雑音を監視して重力波信号と区別するため、KAGRAの地下実験施設や神岡地上では、地震計や気圧計、空振計、磁力計など、多種多様なセンサーが動いています。2022年1月15日13時14分45秒(日本時)、南太平洋の島国・トンガに属する海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ」が噴火し、甚大な被害を現地にもたらしました。この噴火の影響は日本にも及び、津波で船が転覆するなどの被害が出ました。この噴火に起因する振動が、KAGRAの環境モニターでも検出されたのです。振動は8000キロメートル以上離れた神岡でも、大気を伝わった衝撃波、地球を揺らした地震波、そして電磁波として観測され、地上だけでなくKAGRAが設置されている地下トンネルでも明瞭に確認されました。  

<出典>: 「国立天文台」

<ひとこと>: 想定されることではありますが、重力波観測施設が地震計測に使えるというのは興味深いですね! 大判イメージを含む詳細は上のリンクから。

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