太陽のプロミネンスは、太陽の表面に吊るされある時はアーチになる、太陽プラズマの密度の濃い集中を有する、もつれ合った磁場のラインの大きな構造である。それらはしばしばコロナ質量放出と関係し、もし直接地球に向かうならば、我々の技術や日常生活に混乱をもたらすことがある。この最新の出来事は2月15日に起き、宇宙の何百万キロメートルにも拡がった。このコロナ質量放出は地球には向かわなかった。このイメージは、欧州宇宙機関 (ESA) の太陽軌道船(Solar Orbiter) の極紫外線画像装置(EUI)によって捕えられた。宇宙船が太陽と地球距離の約 0.3 倍以内を通過する3月26日の最接近では、太陽は、望遠鏡の視界の非常に大きな部分を満たすだろう。
<出典>: 「太陽軌道船(Solar Orbiter : ESA)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。観測からつくられた動画は こちら(.mp4) から。
<ひとこと>: 太陽軌道船(SolO) はNASAの協力を得た欧州宇宙機関の太陽観測衛星。2020年2月10日にケネディ宇宙センターから打上げられた。これまでの太陽観測衛星が、太陽の激しい熱を避けまた太陽のプロミネンス全体の観測を目的とするために太陽からある距離を保っているのに対し、この観測衛星はより接近して(水星軌道の内側にまで入って)観測する。このために特別に熱対策が施されており、また、強力な引力に抗するため、時間をかけて太陽に接近する。打上から3年半ほどで運用軌道に到達する予定。
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<火星探査>
今日のテーマ: 赤い惑星で自撮りする (パーサビアランス)
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