Arp 142:ハチドリ銀河
僅か数億年前、ここに示されている二つの大きな銀河の上側にある NGC 2936 は、恐らく、回転し、星をつくる、一般的な渦巻銀河だった。しかし、その後、下側の巨大な楕円銀河 NGC 2936 に近づき過ぎて向きを変えた。 その象徴的な形からハチドリ(Hummingbird)銀河と呼ばれることもある NGC 2976 は、偏向されているだけでなく、接近した重力の相互作用によって歪んでいる。 暗い星間ダストのフィラメントの背後には、明るく青い星がハチドリの鼻をつくり、渦巻の中心は目のように見えている。 言い換えれば、Arp 142 として知られているこの銀河のペアは、イルカや卵を保護するペンギンのような形を見せている。 Arp 142 を非常に詳細に示しているこの再処理されたイメージは、最近ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された。 Arp 142 はうみへび座(ヒドラ)の約3億光年にある。恐らく10億年ほどで、これら二つの銀河達は一つのより大きな銀河に合体するだろう。
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<出典>: Astronomy Picture of the Day
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