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2月24日:続く商業月面打上放送を設定

2025年02月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

インチュイティブ・マシーンズの商業月面打上放送を設定

<イメージの説明>: NASAの商用月物資運搬サービス(CLPS:Commercial Lunar Payload Services)計画とアルテミス計画キャンペーンの一環として、NASAの科学技術を月に届けるIntuitive Machinesの月着陸船が、SpaceXのFalcon 9ロケットにカプセル化されている。

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NASAのCLPS(Commercial Lunar Payload Services)イニシアチブとArtemisキャンペーンの一環として、NASAの科学技術を月に運ぶインチュイティブ・マシーンズ(Intuitive Machines)のIM-2ミッションが、2月26日水曜日の打上げを目標としている。このミッションは、ケネディ宇宙センタの発射施設39AからSpaceXのFalcon 9ロケットで打ち上げられる。

打上のライブ中継は NASA+ で放送され、2月25日(火)から始まる打上前のイベントが行われる。
(注:NASAプラスの記事で確認すると、放送は音声のみかも知れない)

打上後、月面着陸船アテナ(Athena)は、3月6日木曜日に月面に着陸する前に月への旅で約1週間を過ごす。この着陸船は、NASAの月から火星への探査アプローチの一環として、NASAの科学調査と技術実証を行い、月の環境についての理解を深め、将来の月面への有人ミッションの準備を支援する。

同社の着陸船に搭載されているアイテムのうちIM-2ミッションは、月面での資源利用に関する最初のオンサイト・デモンストレーションの1つになる。ドリルと質量分析計は、月の南極にある月の高原モンスムートン(Mons Mouton)の月の土壌からの揮発性物質またはガスの潜在的な存在を測定する。さらに、着陸船の最上甲板にあるパッシブ・レーザー再帰反射アレイ(LRA)は、軌道上または入射する宇宙船へのレーザー光の、将来の宇宙船での月面上の恒久的な基準点を与える。他の技術機器としては、堅牢な通信システムを実証し、月面を飛ぶことができる推進ドローンを展開する。

IM-2の配送とライドシェアで打上げるNASAのルナ・トレイルブレイザー(Lunar Trailblazer)宇宙船も月周回軌道への旅を開始し、月のさまざまな形態の水の分布をマッピングする。

<ひとこと>: この記事は三つのポイントから取り上げています。
➀ 先の2月17日の記事で紹介した、日本時間3月2日日曜日午後6時45分に月着陸が予定されている(中継放送あり)ファイアフライ航空宇宙(Firefly Aerospace)のブルーゴースト(Blue Ghost)に続く短期間での複数の打上であり、月探査の商用化の本格化の始まりである。
➁ 商用機を使った様々なデータ測定や検証が並行して始まっている。
➂ 打上ロケットのライドシェアが本格化している。
なお、日本の宇宙企業アイスペースの HAKUTO も5月の月着陸を予定しています。(1月17日の記事参照)
目標の天体に着くまでにどのくらいの期間が掛かるかは一昨日の記事を参考に・・・。

<出典>: Roxana Bardan(著者名です)

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