センター突破 これだけはやっとけ 鳥取の受験生のための塾・予備校 あすなろブログ

鳥取の受験生のための塾・予備校  あすなろ予備校の講師が、高校・大学受験に向けてメッセージを送るブログです。

「センター突破これだけはやっとけ」 日本史編

2007-09-28 17:46:06 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
収穫の秋となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。夏の間に英数国をがっちりと固め、この時期、センターに向けて地歴公民・理科の学習時間を確保している方も多いと存じますが、そうでない方もおられるかもしれません。センター日本史Bに自信がある方、やや自信がある方、不安な方全ての方に有効な学習方法をご紹介したく存じます。


【センター対策としての学習のスタンス】
 教材等

センター日本史Bで高得点獲得する上で必要となる知識及び理解(解釈)は、山川出版社の教科書にあります。結論から言えば、上述の教科書をベースに学習することが全てと言っても過言ではありません(あくまでセンター受験対策としてでございます)。加えて、山川出版社の日本史用語集、出版社は問いませんが、図版(写真・年表・地図などが記載しているもの)も必ず用意して下さい。歴史用語の意味が分からないとき、あやふやな時は必ず、その場で、用語集や図版で調べて下さい。これは習慣付ける必要があります。

 理解の手助けとしてのスタンス

日本史の情報量は膨大です。とりあえず、教科書の中の黒字を中心に学習して頂きたいのですが、それでもなかなか明確に理解するのは難しいです。そこで、理解力、知識の定着力を向上する、考え方をご紹介します。

・歴史を敬すること→これは基本ですね。

・ごっちゃにしない→センターではいれかえ問題が頻出します、正確に明確に、何時代に何があったのが、誰がやったのか、どこで等、にたような事柄と明確に区別しておいて下さい。センターで一番やってはならないのが、あやふやな知識で満足することです。時代区分のいれかえ、用語の意味内容のいれかえ、土地のいれかえ、法律のいれかえ、人物のいれかえ、様々ないれかえ問題(後述の過去問の学習方法参照)が登場します。学習する際、きちんと区別しようと頭にいいきかせてください。理解するもととなるデータ-ベースがあやふやだと、理解もあやふやになります。

・歴史の流れ→歴史は時間と空間をあつかう学問ですので、頭をフル活動しなければなりません。ただでさえ、会った事もない人物、聞いた事もない法律、住んだ事のない時代などを扱うわけですから、その取り扱いは慎重にお願いします。そこで重要なのは、我々は現代に生きておりますので、歴史上の出来事の結果を知っているという事です。ある出来事・政策・戦争などの結果を頭に入れた上で、そこに行き着くまでの過程を逆算し、さらにその逆算を頭に入れた上で、今度を時間軸通リ進んでみると、その流れが頭に残りやすくなります。

・時代の雰囲気→どうしても時代の雰囲気、当時の社会の空間が想像できない方は、服装から入って下さい。当時の服装を見るだけでよいのです。衣冠束帯とか大鎧とが軍服とかです。資料集や古語辞典などにありますので参照して下さい。


【政治史】
政治史で重要になるのが系図です。出来事・歴史の流れ・用語チェックをともないつつ、学習して下さい。最低限、飛鳥白鳳時代の天皇家・奈良平安期の藤原摂関家・院政全盛期の天皇家・鎌倉前期の源氏将軍家・鎌倉期執権北条氏・南北朝期天皇家・室町期足利将軍家・江戸期徳川将軍家・歴代内閣総理大臣はおさえて下さい。上述のスタンスを使えば知識は残ります。また、その時代を特徴付ける、テーマがございます(例えば、律令制度の導入・武家政権の確立・不平等条約の撤廃など)。そのテーマ、あえて言うなら大局から入って欲しく存じます。大局から個別の出来事へ、個別の出来事から大局へ視点を変えることで、点と線が結びつきます。


【制度史・文化史・経済史・土地制度史・外交史・沖縄の歴史・北海道の歴史など】
これらのカテゴリーは重要です・政治史を主軸に学習する中で、一応頭には入っているとは思いますが、改めて、このカテゴリーごとに学習する事をお勧めします。当然、正確な時代区分、正確な用語の定義、及び内容を心がけてください。制度史・土地制度史・経済史の用語のいれかえ問題、定義を問う問題は頻出しております。例えば、鎌倉期の守護と室町期の守護の職務内容や、戦国期の被官(武士身分で、一般には家来や家臣の意味で使用される)と江戸期の被官(隷属農民を表す言葉)の相違点などです。

外交史は、国別に学習してください。貿易関係の事項は、他の分野とのからみが多いので、時代ごとに明確に頭に入れて頂きたい。
文化史は特に要注意です。図版で写真を確認するのはもちろんのこと、思想・教育・建築・美術・文学などの基本的理解と時代区分は正確に行なって下さい。また歴史地理・歴史史料については、教科書ベースに学習してください。歴史史料はきちんとその内容を把握してください。

また時代ごとの習俗、生活スタイルの区別も重要です。例えば、鎌倉武士の生活スタイルや室町後期の祇園祭と京都の町衆の関係などです。


【センター過去問】
山川出版社の『センター試験への道』および赤本での5年分の過去問が王道でしょう。過去問学習の力量配分は、解答4割、解説6割です。自分が何を勘違いし、どの知識が定着してないのが、センターがどのような聞き方をしてくるの、何をいれかえてくるのかなど、自分の力量および問題を分析しつつ学習してください。私の過去問演習ではよく言うのですが、訓練中に根拠のない解答や、勘に頼った解答はするなと指導しております。なぜだかお分かりですね、自分の現時点での力量が分からないからであります。まず、汝自身を知ることです。


【歴史学を志す方のために】
参考文献をご紹介しますので、試験がひと通り終わったら、また大学に入学したらぜひお読み下さい
 ・『歴史とは何か』E・H・カー著 清水幾太郎訳 岩波書店
 ・『歴史とはなにか』岡田英弘著 文芸春秋
 ・『宮城谷昌光名言集 歴史のしずく』宮城谷昌光著 中央公論新社

【歴史を学ぶ際に聞くと、感じが出る曲】
 ・千住明「Next Door」←TBS系「夢の扉」オープニングテーマ

「センター突破これだけはやっとけ」 世界史編

2007-09-26 20:19:20 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
皆さんこんにちは、前回の地理に続いて、今回は世界史の勉強法について考えてみようと思います。


とにかく世界史は憶える量が多い! これは世界史を選択した人は宿命ともいえる課題です。


実は、世界史の勉強法は、主に2つに分類されます。それは・・・

 1 タテの世界史(各地域を、古い歴史から現代まで通史としてみる)
 2 ヨコの世界史(一つの年代における各地域のつながりを関連させてみる)

です。このうち、1については、重点的に勉強してほしい地域は3つあります。ヨーロッパ、アジア、そしてイスラム世界です。
イスラム世界の見直しは、試験対策として非常に有効になると思います。なぜなら、ヨーロッパの西洋世界と、アジアの東方文明をつないできたのは、常にこの地域だったからです。特に、アッバース朝以降のイスラム世界の変遷(エジプト史・イラン史・中央アジア史・インド史)をまとめ、自分のものとしていきましょう。

次に、2についてですが、基本的には1の地域をつなげていく感じです。ただし、ヨコのつながりが最も顕著になるのは、第一次大戦以降の「国際情勢」の変遷になると思います。世界史上の国際関係の出題は、近現代を中心に出題されることが多いので、国と国との関係性だけでなく、地域と地域の結びつきや対立を、教科書や参考書を使ってまとめておきましょう。その際には、戦争史、文化史、あるいは、植民地史など、テーマを決めて勉強するとよいと思います。

年号や人物名をおぼえるコツは・・・

世界史の内容として、憶える内容を分類すると、このようになります。

 1 年号・年代
 2 事件・事象(国・王朝の建国含む)
 3 関連人物
 4 地図(おこった場所)

暗記が苦手な人や、憶えられない人は、この4項目をバラバラに勉強してしまいがちです(例えば、1と2のみ、2と3のみの暗記など)。多少面倒でも、「~年に、~が、~で、~がおこる」というように、4つを連動させて単語帳などを作ってみましょう。

最後に、今の自分の力を試したい、あるいは自分の力をもっと伸ばしたいと思っている人へのアドバイスです。多くの過去問をしっかり解くと同時に、憶えたことを「人に教える」ことをやってみましょう。知識を定着化する最も良い方法の一つだと思います。そこで、自分の知識の中であいまいな部分があれば、そこを重点的に復習していくと良いですね。世界史では「あいまいな多くの知識」よりも、「確実な知識」が求められるので、残った時間を有意義に使って、センター後を笑顔で迎えられるようにがんばりましょう。

「センター突破これだけはやっとけ」 地理編

2007-09-25 19:45:38 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
地理という科目で、この時期に「これだけはやっとけ」?まだまだできることはたくさんありますよ!逆に、「今からだったら、これしかないだろう」地理編というテーマでレベル別勉強法をそっと伝授しましょう! そして逆転の秘策も公開してしまいます。


1 【自信ある人】
他の科目に力を注ぎましょう! 完璧を目指したいなら、センター過去問5年間分(最低でも)を丁寧にやって出題パターンに慣れておく。 

2 【基礎力は固まったと思うが、点数が伸びない人】
当然、手元に残してある今までやった模試類のやり直しと解説の精読、そしてセンター過去問7年分の研究!(この問題分析が個人では難しい部分になるのだけれど)そして後で記す秘策の一部導入。

3 【基礎力不足だと思うが一発逆転を狙いたい人】
祈りなさい! すがれるものがあるなら、すがりなさい! 今から教科書を読んでも絶望感漂うだけなので無駄なことはやめなさい。それより、すべてを秘策に賭けて一か八かの勝負に出てみてはどうでしょう? ひょっとしたら・・・。





4 【秘策】   
では、秘策を公開します。少し危険ですので取り扱いには注意を。



まず、教科書も地図帳も捨てる! いや、本当に捨ててはダメだよ。見ないだけ。
書店に行って大手予備校などが出版しているセンター試験問題集を買い込む。
予備校名および出版社名は書かないし、大差はないので適当に選んでよい。
というものの、各社の特徴はある。3社挙げるとすれば・・・。やっぱりどこも変わらないよ!

ただし、最低でも3種類(3冊)から最高5種類(5冊)まで。
予算は¥3000~¥6000くらいあれば大丈夫でしょう。

(タイプ2の人は2冊やれば、かなりの効果があるでしょう)

その3冊~5冊の目次を見て単元別に出題分野をまとめて書き出す。

そして、
①最初に(例えば)自然環境の分野ばかりをやって、解説を精読。
②各社の解説を読み比べて重要な点、頻出ポイントをつかむ。
(読み比べて、というのが大事なところです。
 繰り返される内容が必ずあすはず。そこが頻出ポイント)

この解説が膨大で丁寧すぎる場合が多いが、めげずにしっかり読み、覚える。
必ず、すべての問題をやりきる。出来れば2回以上。

一問でも残したら失敗する!という気持ちで必ず全問制覇すること。

  

さて、単元の順番ですが・・・あくまで一例ですが、オススメです。

地形・気候→農・鉱工業→各地域地誌→環境・人口・都市→交通・通信→地形図

 
最後に。 

秘策は極端な勉強法ではありますが、一発逆転の可能性はあります。
しかし、一般的な勉強法としては、センター試験の出題傾向に慣れることです。
あくまで、実戦的な演習に力をいれることこそが王道といえるでしょう。

予備校在籍者は本当に大事なポイントは授業の中でつかんでいけます。
しかし現役の皆さんは膨大な解説の中から、それを見つけねばなりません。

時間はかかりますが、強い意志の力で頑張ってください。

  

     地理って、とても面白い科目なのですよ、本当は。


「センター突破これだけはやっとけ」 国語編①

2007-09-23 22:45:08 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
数学・英語とセンター対策アドバイスに続いて、今回は国語の番です。
今日はセンター国語の最近の特徴と【古文】、【漢文】についてお話しましょう。

現代文の【評論】【小説】についてはまた後ほど・・・

【最近のセンター国語の特徴】
一言で言ってしまうと、センター国語のトレンドは
「長い!」
この一言に尽きます。第1問の評論では前年にくらべ約1.5倍のボリュームとなり、小説や古文にしても長文化の傾向は顕著なものになっています。
その中で漢文だけは若干短い内容になっているので、漢文の時間配分がキーになりそうです。

重要なのは、

「自分のタイムテーブルをしっかり守ること」

評論は〇〇分、小説は〇〇分、古文で〇〇分使って・・・という計画をしっかり立ててください。評論文で一番最後の問題に10分かけて正解を出したとしても、得られる点は高くても10点までです。10分あったらひょっとしたら漢文は全部解けて、満点(50点)が取れるかもしれません。どちらの方がより高い得点が望めるか、言わずもがなです。自分の中の制限時間を越えたら次に進む勇気を持ってください。また、このタイムテーブルを作るには毎回の模試でしっかり時間配分を意識して受験してくことが必要になります。

具体的には、試験時間の80分を評論・小説・古文・漢文の4つで割った20分をそれぞれ振り当て、自分の得意・不得意でプラスマイナス5分で計算していくのが良いでしょう。例えば、
 
 評論 25分
 小説 15分
 古文 25分
 漢文 15分

という感じで。これを、毎回の模試ごとに意識して、時間配分がうまくいかないようならば調整を加えてください。


【古文】
先ほども古文は長文化していると述べましたが、内容としてはさほど複雑ではありません。ただ、現代文と比べたときの古文の最大の特徴である

「動作の主語が明示されていなくても次々と変わっていく」
 つまり、
「登場人物がある程度数があり、人物関係が複雑」

というタイプの出題をセンター試験は好む傾向があります。基本的なことですが、

 ①リード文・注釈はしっかり読む(これがないと人物関係を理解できない)。
 ②登場人物には四角をつけて、
  同一人物の別名表記が出たら誰だかわかるようにしておく。

ことは毎回の古文読解の中で気をつけるようにしてください。

それから、皆さんがよく古文に関して困っている事項として、「文法」が挙げられると思いますが、英語の文法事項に比べたら数は多くありません。まずは古文文法3大重要カテゴリの

「受身・尊敬・可能・自発」、「完了」、「推量」

の理解を最優先にして、それから他のカテゴリも理解していくようにしてください。
それと、文法の学習をしていてよく忘れやすいのが、

「古文文法=古文読解を助けるツール」

ということ。英語の問題のように、古文の文法問題だけが単独で出題されるということは絶対にありません。あくまでも読解をしていく上で必要な知識が文法なのですから、覚えた文法は読解の中にきちんとフィードバックするようにしてください。

また、「古文単語」がなかなか覚えられなくて・・・という声もよく聞きます。
センター突破に必要な古文単語の数はわずか300個程度です。それも、「語源」・「漢字」を知っていれば意味を導き出せる単語がほとんどです。ゴロで覚えていくよりは、語源や漢字を知っていたほうが忘れにくですし応用も利きます。1日10個やれば1月で終わる量ですから、この「語源」・「漢字」に詳しい単語帳の完成を10月までに終わらせるようにしてください。(「どの単語帳を使えばいいのか分からない」という方、お勧めのものを紹介しますよ!ぜひあすなろを訪ねてください^^)


【漢文】
長文化していくセンター国語の中で漢文だけは短文化・易化傾向にありますから、この漢文で出来るだけ早く解いて、しかも確実に点数を取っておきたいところです。
漢文の文法ともいえる「句形」は70個程度で数も多くありません。句形の学習では

「再読文字」・「否定」・「疑問」・「使役」・「受身」

から始めて、重要句形を全て理解しておくようにしてください。この句形が覚えられたら、漢文読解がかなりスムーズになるはずです。

また、漢文の読解では、「対句・対立語句」を使った表現が非常によく出されます。陰陽思想に基づいて、全く性質が異なる(反対になる)2つものを使い、二項対立的に文章を展開していくのが漢文の最大の特徴ですから、この「対句・対立語句」が出てきたら必ずチェックするようにしてください。


さて、かなり長くなってしまいましたが、一旦ここで「センター突破これだけはやっとけ」国語編①は終了しましょう。また、【評論】・【小説】に関しては後日ご紹介するとして、

頑張れ受験生!まだまだ出来ることはたくさんあるぞ!!

質問などあれば、ぜひコメントを残していってくださいね^^

「センター突破これだけはやっとけ」 英語編①

2007-09-20 09:36:07 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
ごきげんいかがでしょうか?
センター試験まで、残りあと4ヵ月。そろそろ気持ちが焦ってくる頃かと思いますが、まだまだ出来ることは多くあります。今回は、高校3年生・高卒生の皆さんのために少しでも、私の長い英語講師の経験から、『役に立つ受験英語対策partⅠ』がお伝えできればと思います。

今回はセンター試験の《リスニング・発音アクセント・文法語法編》です。


①【リスニング】
2006年に導入されて3年目になりますが、難易度・リーディングスピードは実用英検2級・準2級程度です。対策としては当然ですが、

「聞く機会を増やす」ことです。

(一日20分でもよいので毎日聞くのが理想)具体的には、「TV/ラジオの英会話講座」「TVニュースの二ヶ国語放送」「BGM(お気に入りのCD)」等、最近では身近なところに英語が氾濫(?)していますので、是非上手く利用してみてください。

次に実践的な問題にあたることです。「リスニング試行テスト」「センター過去問」「大手予備校の模擬試験」「実用英検2・準2級問題」などで、傾向・リーディングスピードに慣れておきましょう。

②【発音・アクセント】
2007年は久しぶりに発音問題が復活しました。
アクセント問題だけでなく、発音問題も対策しておきましょう。発音・アクセントにはもちろんですが”ルール”が存在します。しかし、初めからそれを覚えるのではなく、音声のイメージを身につけるために、まず過去問・頻出問題を解いてください。それから間違えた箇所について、ルールを覚えて一つ一つ確認していく作業が、地道ですが確実に得点UPに繋がりなります。

③【文法・語法】
センター問題の文法語法問題は、毎年「同じポイント」が再三再四、繰り返し出題されいます。
まずは、スタンダード問題集で全単元を押さえてしまいましょう。基本的な文法事項はやはりよく出題されます。最近では、

動詞(毎年出題)・定型表現(熟語・語法)・分詞・名詞・代名詞

が頻出だと思います。その後でセンター試験の過去問(追試も含む)を5年分ほど、繰り返し時間を決めて解けば、対策としては万全でしょう。出来れば、一問あたり40秒程度で解答できるようになっておきましょう。


近いうちに『役に立つ受験英語対策partⅡ(時間配分付き)』《整序問題・会話問題・長文問題編》を公開させていただくことを約束しまして、今回はこの辺でSo much・・・。

特集「センター突破これだけはやっとけ」 数学編

2007-09-18 17:34:14 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
数学の勉強法について

(うわ、重いタイトル!!)はじめてのblog、少し緊張気味です。
最近、校内生は夏休み中の大手予備校主催マーク試験が戻ってきましたね。

結果はどうだったかな?
結果に大満足・・なんて人はそういません。
そんな人に何とか勉強法を話す機会がほしいと思っていたとき、
このblogの話がやってきました。

そこで・・
2つの勉強法を紹介します。好きな方をお選び下さい。

1つ目はこんな勉強法です。
 ① 教科書で苦手な単元のページを読む。
 ② 問題集の基礎→標準→発展と順にやっていく。わからないところは、なんどもなんども教科書を読む。

分かるまで読めば、必ず分かる。(数学の極限みたいだなぁ。)
「読書百遍(ひやつぺん)義(ぎ)自(おのずか)ら見(あらわ)る」(百遍も繰り返して書物を熟読すれば、よくわからなかった意味も自然にわかる。
という意味です。)という言葉を思い出せ!!(>_<)

もっともな意見ですね。

ただ、こんな風に、100%正しい(正しそうな?)方法なんて、大概役にたちません。
それができたら苦労はないですし、それができる生徒さんは、もう数学が得意なのです


それでは2つ目の勉強法。この方法は頑張っているとだんだん楽しくなります(^-^)。
苦手分野はやはり教科書を読みます。

ただし、「上から目線」で読むことです。
そういう意見もあるね。お前もなかなかやるやんけ~・・くらいの調子で。

ポイントは2回しか読まないところ。問題は解きません。
1回目は、言葉を覚えながら、分かる部分はあるかな~っていう気持ちで読んで下さい。2回目は、分からなかったところを集中的に。分かってくることもあれば、分からないままのところもあるでしょう。先生や友人に聞くか、まあこんなモンだとわりきって、次に進むかして下さい。必要なことなら戻ってくることになりますから。運命とはそんなものです。

ただ注意は、
「字は全部読むこと。図中の文字も全部読むこと。」
これを守って下さい。

それが終わったら、センター対策の問題集をやりましょう。
ここで多くの人が1、2、3、…と進んでいきます。

ベクトルなら、ベクトルの和と差を5問、ベクトルの内積が5問、平面ベクトルが5問、空間ベクトルが5問。計20問。
それから数列を・・・。ただ、数列が終わるころには、「え?ベクトル?何それ?」となっている場合が多いでしょう。さらに、ベクトルの内積をじっくりやっているうちに、マーク模試で空間ベクトルが出題されたりしたら、やる気を喪失。
これでは、せっかく面白くなってきた勉強が続きにくいですね。

ですから、3問とばしくらいいくのがベストなんです(1、4、7、10、13、…という感じです。)そんな進み方でも答えを見れば理解できるように教科書を読んだのですからね。
ところで
とばすというと、不真面目だと思われがちですが、そうではありません。
この方が全体をつかめるんです。
一歩一歩山を登るより、鳥になって空から眺めるみたいなものです。
お前のなかなかやるなあ・・なんて言いながら。

そうそう、僕のすすめる勉強法には、たった一つ厳しいところがあります。
「問題文を覚えなさい。」というところ。
何を聞かれているのか(結論)、何を使ってもいいのか(仮定)をしっかりおさえるためです。

考える時間は1問につき20~25分くらいです。解けそうなら、もっと時間をとってもかまいません。その後、答えをよくみましょう。
それからその解法のすばらしい点を探してあげて下さい。
「これ、すっげ~」って思う部分が多いほうが楽しいです。

それとよくある間違い。センター試験は時間との勝負っていいます。
でも、最初から時間を厳しく制限する方法は実はNGなんです。

「ゆっくりでも解けない」から「速く解ける」への道は、
「ゆっくりでも解けない」→「速く解けない」→「速く解ける」ではなく、
「ゆっくりでも解けない」→「ゆっくりなら解ける」→「速く解ける」でしょう。
そんなの決まってます。

(だって、ゆっくりでも解けないのに、急に早く解けるようになるわけないですからね。)

そのあと、誰かにそれを教えるんだったら、どうするかなって考えながら、解答をつくりましょう。(問題を見てはいけません。)

この方法なら、どんどん進むし、全体の把握もできます。また、どんどん進んでいくので、気持ちがいい。

ただ、どんな方法でもつまずくことがあると思います。そんなときは、あすなろの職員室に入ってきて下さい。待ってます。

「センター突破これだけはやっとけ」連載スタート!

2007-09-17 21:29:44 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
センター願書がそろそろ配布される時期になりました!


毎年この時期になると、「いよいよ闘いが始まるんだな~」という気持ちになります。
自分自身の高校時代を振り返っても、東高祭が終わって、祭ボケの時期も終わって、さあ、これから勉強しよう!と意気だけはものすごく盛ん(しかし、何から手をつけてよいのやら・・・)な頃が昨日のように思い出されます。

現役生の皆さん、ここから真剣な勉強をしてください!

スタートを切るのに遅すぎる時期ではありません。これからの勉強の集中の程度によっては、志望校には十分に手は届きます。実際に、例年あすなろに通う現役高3生で、この時期から勉強を始めて春には栄冠をつかんだ生徒はたくさんいます。自分の足りない部分としっかり向き合い、弱点を克服していくことを厭(いと)わなかったのが、この生徒たちの共通する特徴でしょうか。

でも、なかなか高校3年生で自分の足りない部分、弱点を発見・克服するのは容易ではないはず・・・


そこで、特別企画のスタート!


題して、「センター突破これだけはやっとけ」連載です。


各教科で、センター試験までに「すべきこと」あるいは「すべからざること」を連載していきます。センター突破(一応ここでは、突破=7割マーク、という定義にしておきましょうか)のために絶対必要な要素を皆さんにご紹介していきます。

ただ、読むだけでは「理解できも、なかなかその通りには・・・」という壁にブチ当たると思います。

そこで、皆さんが記事を読んで、あるいは勉強をしていて疑問に思った点があったらどんどんこのブログにコメントをしていってください!我々あすなろ予備校の各講師が質問・疑問にどんどん答えていきます。
在塾生はもちろん各講師に直接尋ねてもらってもかまいません(日々していることですね)。
あすなろの生徒でない人は、この機会を積極的に生かしてもらいたいと思います。多分、あなたが抱えている悩みは他の多くの受験生に共通するもの。これを機会にどんどん質問してみること、大歓迎ですよ!

さて、第1回目は数学から。楽しみにしていてくださいね!(^∀^)