センター突破 これだけはやっとけ 鳥取の受験生のための塾・予備校 あすなろブログ

鳥取の受験生のための塾・予備校  あすなろ予備校の講師が、高校・大学受験に向けてメッセージを送るブログです。

「センター突破これだけはやっとけ」 英語編②

2007-12-30 17:23:01 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
いよいよ年の瀬!今年も後わずかとなりました!!

年内最後のセンター突破ブログは新傾向対策を含む英語 第3問~第6問対策です。

【第3問】
第3問Aは「下線部類推問題」となりました。まず始めに、下線部の和訳をしてみたくなる所ですが、そこを我慢して『下線部ではなくここが空欄だったら』の視点で選択してみましょう。迷うことなく短時間で、選択が可能になるはずです。

第3問Bの「ディスカッション問題」は空所の直前の発言を丁寧に読んでみてください。

第3問Cの「空所補充問題」はオーソドックスですが空所の前後の文を、しっかり読んで、文脈が自然な流れになるものを選択しましょう。

時間はA・B・C全部で15分前後で解答しましょう。

【第4問】
第4問Aの「図表読解問題」は英文の長さが約半分になり、設問数が5問から3問に減っています。(7~8分程度で解答しましょう。)
また第4問Bの「広告問題」は、設問数が2問で、広告自体を隅々までくまなく読むのではなく、必要な情報だけを探して読むようにしましょう。(時間は5分程度でしょう。)

【第5問】
第5問の会話文はA・B2題となりましたが、設問数は計4問と少なくなっていますので、解答に必要な情報だけを意識して、スピーディーに処理したいところです。
(時間は12~13分程度でしょう。)

【第6問】
最後に第6問は例年と同じで、新たな傾向はありませんが、設問は先読みをしておいて、問題意識を持った状態で長文を読むべきでしょう。(時間は20分程度でしょう。)

【まとめ】 
第1~第2問までの「知識問題」で選択に迷う時間を極力少なくし、その分「読解問題」(第3~第6問)を解くのに時間をもっと割くべきです。

解く順番は「読解問題」を「知識問題」より先にやっておくほうが、逆の場合より時間的に余裕を持って取り組めるでしょう。


  最後になりましたが、
  このブログを読んでくれたみなさんの
  御健闘をお祈りします。

 Good Luck! so much for this year.




「センター突破これだけはやっとけ」 国語編③【小説】

2007-12-24 11:56:35 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
メリークリスマス!
でも、受験生にはあまり関係ないよね^^;来年は大学生になって素敵な彼氏彼女と一緒に過ごすとして……


さて、センター国語編の最終回の【小説】についてお話しましょう。
近年は小説も長文化傾向にありますが、頑張れ!

【戦略】
「評論は点数が取れるけど小説は苦手」、「登場人物の心情がなかなか把握できない」という人、惜しいところまで来ています!
センター評論で点数が取れる受験生は、ある程度の論理的思考力は備わっています。
心情が読み取りにくいと思っている人は、センター小説は心情に対する設問が立てられることが多いということが分かっているわけですね。
センター小説では、与えられた小説テクストを研究対象として、研究者(=出題者)の目で「分析」することが必要になるのです。ですから、普段小説を読むときに何気なくやっている
具体的描写から登場人物の心情を読み取る
をセンター試験では意図的に、積極的にやらなければなりません。

そこで、具体的な戦略としては
「センター小説はまず全体を読み通せ」
ということを念頭においてください。主人公やその他の登場人物の心情を読み解くのがセンター小説では必要なのですが、人間の感情がひとつに固定されずに次々と移りゆくのと同じように、小説中の登場人物の感情も移ろっていきます。全体を読んで初めてその登場人物の感情の推移が読み取れるわけですから、
全体を読み通して登場人物の心情を把握
           ↓
その人物の性格・人物像を推測する
という作業をしてから設問に取り掛かるようにしてください。


【線の引き方】
前述した「心情が具体的に描写されている箇所」に線を引くのはもちろんのことですが、心情表現はまずおおまかに
プラスの感情(嬉しい・楽しいetc)
マイナスの感情(悲しい・嫌だetc)
の2つに大別して線を引いてください。
そうすると、文章の横側に縦の線が残るはずです。次に、その感情の変化・推移が分かるように縦の線を横向きの矢印でつなげてみてください。多くの受験生は文章に縦向きの線を入れることはできるのですが、文字を横断する形で横向きの矢印を入れることはなかなかできません。この横向きの矢印を入れることによって物語の理解度がかなり上がってくるはずなので、勇気を持ってどんどん横向きの矢印を入れるようにしてください。


あすなろ予備校の冬期直前講座では、
センター国語の評論と小説を40分で演習→解説する
「ファイナル・チェック センター評論・小説」を
1月 9日(金)~1月11日(日)     15:00~16:30
1月12日(土)・14日(月)・15日(火) 11:00~12:30
のそれぞれ3日間行います。センター評論・小説が苦手だ、という方はこちらの受講もお勧めします!

センターまで1ヶ月を切りましたが、頑張れ、受験生!これまで積み上げた自分の学習の成果を信じてもうひとふんばりしてくださいね!!


「センター突破これだけはやっとけ」 国語編②【評論】

2007-12-16 17:30:11 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
センター試験まで残すところ1ヶ月とちょっと!
寒さにも負けずに頑張ってますか、受験生諸君?

さて、以前の「センター突破これだけはやっとけ 国語編①」で古文と漢文の勉強法に紹介しましたが、今回は現代文の評論文について書きましょう。

【戦略】
長文化の傾向はおそらく続くと思われます。

そんなセンター評論を解く鍵はズバリ問6にあります。

昨今の傾向を踏襲するならこの問6には
「本文の内容・論の展開」
に関する設問が来るはず。ということは、この問6の選択肢を見ていくと大体の本文の流れがつかめるはずです。各選択肢の一つ一つを吟味する必要はありませんが、まずここで本文の話題についておさえるようにして下さい。
つまり問6を見てから本文を読み始める、という手順になります。本文の話題さえ掴めれば、それは本文を読み進めるうえでの道しるべ役を果たしてくれます。読解時間の短縮につながるはずです。もちろん、練習なしにいきなり本番でこの手法を試すのはリスクが高すぎますから、ある程度練習をした上でこの方法を試してみてください。

【対立・対比】
では、本文を読み解くにあたって留意すべきことを紹介しましょう。それはタイトルにもあるとおり対立・対比構造を読み解く、ということになります。近年のセンター試験はこの対立・対比を軸に展開する内容が主流になっています(2007年センター試験はヨーロッパと日本の芸術理念及び庭園を対比させていました)。この対立構造をしっかり図式化・あるいはメモに残すように心がけてください。問6の設問にも関わってきますし、何よりも本文の内容を理解する上で最重要なポイントになってくるはずです。
具体的には「それに対して」 「だが」 「ところが」といった展開を表す接続詞は特に注意すること!この接続詞に印をつけて読むだけで本文内容の理解度はかなり変わってくるはずです。


4000字を超えるボリュームの文章の読解と解答を20分少々でこなすことは時間的にかなり厳しいといえますが、本文の内容自体は難しくはありません。
センター試験は多くの受験生にとってまず第一の関門になりますから、ここを突破しないことには次の段階につながっていかないのです。しっかり対策を立てて本番に臨んでください。

あすなろ予備校の冬期直前講座では、
センター国語の評論と小説を40分で演習→解説する
「ファイナル・チェック センター評論・小説」を
1月 9日(金)~1月11日(日)     15:00~16:30
1月12日(土)・14日(月)・15日(火) 11:00~12:30
のそれぞれ3日間行います。センター評論・小説が苦手だ、という方はこちらの受講もお勧めします!

では、次回はセンター小説の対策についてお話しましょう。

頑張れ、受験生!