aya の寫眞日記

写真をメインにしております。3GB 2006/04/08

帰郷

2010-06-02 22:03:54 | あれこれ
'10/05/24 今日から食事は潰瘍全粥となる。
が、内視鏡検査があってその結果順調に経過していれば翌日退院の許可が下りることになっている。
そのため朝食は抜きである。

昨日の医者の話では、すべて順調でありあとは手順どおりの検査をして退院という予定であると…。
従って、本日は積極的な治療はない。
となれば、内視鏡検査の結果問題なければ即退院でも良いのではないかと、退院許可を1日早めることを医者に願い出た。

検査後退院という医者の判断となった。
看護師は、本日の食事は無く検査後即退院と連絡してきた。
私としては、潰瘍全粥を食べてみたかったので、食事抜きで退院しては家に着くまでに倒れてしまうから朝食か昼食を食べてから退院にして欲しいと頼んだ。
朝食を保冷庫に保管することになった。


すべてLUMIX DMC-FT1

この病院では、大腸内視鏡検査や内視鏡による大腸粘膜剥離術を行っているので下剤等服用して腸内をきれいにしなければならず、そのために便器はシャワートイレを採用している。



便座などの消毒のための用意もしてある。



手洗い後の手は、温風で水分を吹き飛ばすものが設置されている。



消灯から起床までの深夜未明にはこれを使用しないように注意書きがあるのだが、守れない患者がいる。



洗面所には、シャワー浴できない患者用に洗髪の設備や紙タオルが用逸されている。
ここも、午前4時過ぎから早起きの患者が水道の水を出しっぱなしにして洗顔など身だしなみを整えている。
そういう人の使った後の洗面台は、水浸しが多いようだ。
入院患者は、若い人は少なく年配の人が多い。
胃癌や大腸癌は高齢者に多い病気のためなのだろう。
そういう人たちも今の日本を作ってきたのだ。



内視鏡の検査が終り、鎮静剤が切れた頃退院の許可が出た。
持って来た本や洗面道具などをパッキングして着替えをし、食堂へ向かった。
保冷庫にあったのは潰瘍全粥ではなく常食であった。
潰瘍全粥の次が潰瘍米飯なのだ。
潰瘍全粥を食べ損なってしまった。
ご飯と味噌汁を電子レンジで温めゆっくりと病院食を味わった。



おかずは、なんとワラビにガンモドキにニンジン



ぬたづけ?
なんともシャバのにおいが強いおかずだ!



そして、タケノコ。
大丈夫か!



遅い朝食を摂って、ザックを背負って地下鉄の駅へと歩いた。
荷物は少し減っているはずだが、重く感じる。



新しい車両のようだ。
椅子を必要とする人のための席は色違いにしてあって分かりやすくしているのだろうか。



昔、大学在学中で学生服を着ていた従兄弟と電車に乗った時、その従兄弟が年配の人やご婦人が乗ってきたら席を立って譲っていたのを思い出した。
乗り物に乗る時には、ああいう風にするんだー、と物珍しく見ていた。
彼は、マージャンや競輪で学費を稼いで5年かけて卒業した。
数年前、私より早く逝ってしまった。



青い色をした貨物列車引くをジーゼル機関車



そのあとに青い色をした旅客列車が続く。
これが上野からくるブルートレインか。



電車に乗って、わが町に向かう。
技術の発達で、開腹しなくても胃の腫瘍を取り除くことができ、身体への損傷が少なくて患者は楽である。
剥離した所は潰瘍となっているが、最近の潰瘍治療薬は優れており1日1回の服用で良いとの事。
ただし、2カ月間呑み忘れは厳禁と言われた。
退院後2週間もすれば運動や食事・入浴も元に戻して良いそうだ。
術後2日目からシャワー浴ができたので、家に帰ってゆっくり身体を洗ってもらうことも無い。


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