1ヶ月間の慣らし運転は4,000rpmまでであった。
1速で35km/h、2速で60km/hという速度であったので一般道では3速には入らなかった。
雪が融け、夏タイヤに交換して最高出力発生の6,400rpmまで回す慣らしに入ったのだが、1速で55km/h、2速で100km/hオーバーという速度になったので、ここでも3速には入らず公道で回す慣らしは断念した。
3速6,400rpmで160km/h、4速4,700rpmで165km/hとなっている。
4速は走行抵抗があり4,700rpmまでしか回転が上がらないのかもしれない。
高速道路走行を考えミッションのギア比が燃費向上のために小さくなっているのだろう。
3速+オーバードライブという考えだろうか。
となると、次はトルクの確認である。
最大トルクは、3,200rpmで14.7kg・mとカタログにある。
3,000~4,800rpmで14.276km・m以上のトルクがあり最大トルクの97.228%を発生する。
2,000~5,800rpmで13.256kg・m以上のトルクを発生し、最大トルクの90.281%である。
1,200~6,500rpmで12.236kg・m以上のトルクを発生し、最大トルクの83.334%である。
高回転はともかく、1,500rpmでも最大トルクの83.334%を発生しており、トルクカーブがなだらかな扱いやすいエンジンといえる。
半面、トルクのピークへ向かう鋭いエンジンの立ち上がり感は楽しめないだろう。
とはいっても、3,500~5,500rpmくらいの加速は安定していて緊張しないので誰でもが運転を楽しめるのだろう。