登山口から歩いて20分ほどのところ
私が歩きづらいと感じていた場所である。
下りになっていて火山礫が浮いている。
周りの景色を見ながら気を抜いていると
ずるっと滑って尻餅をつく下り坂である。
きっとこの辺を整地したのであろう
と、下りてから振り返る。
確かに火山礫は少ない。
通り道の脇にわずかにシラタマノキに
火山礫が乗っかっているところがある。
手を入れたのはここなのであろうか、
かなり前から「潜入」という言葉がTVや新聞で目に付く。
国語辞典によると「潜入」とは
こっそりと忍び込むこととある。
私がここに来たのは忍び込んだのではなく、堂々と登山者名簿に記入して
ゆうゆうと歩いて来たのである。
でも、テレビカメラで撮影して放送する時には
独占潜入撮影となるのだろう。
道路工事をした人は、登山者名簿記入を促されても記入せず
天候の悪い日、登山者が少ない時間帯を選んでいたという。
咎められても、「歩き易くしている」と答えたという。
管理する側も公務員で無いから強制する権限は無かったのだろうか。
今日は、TVや新聞、所謂マスコミが使う日本語と
公務員と民間人の法的な権利義務を考えてみた。