ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 玉虫と十一の掌篇小説 」  小池 真理子 ・ 「 喪服の折鶴 」 佐野 洋

2016-07-20 00:07:56 | 
    「 玉虫と十一の掌篇小説 」   小池 真理子 

       

掌篇小説とは、短編よりもさらに短い小説のこと。
恋によって炙り出される男と女の孤独が、かなしさとせつなさを孕んでゆらめく十一編と書いています。
小池さんお得意の大人の恋と不倫のお話。 短くてもそれぞれ読み応えがありました。
本書の仏訳が出版されたそうですが、フランスの人々にどのように受け止められているのか? 日本人の心の機微がわかるかな?

    「 喪服の折鶴 」  佐野 洋

       

折り紙が趣味の元刑事が、次々と起こる折鶴が絡んだ事件を解決する9作の連作推理小説。

以前に「 折鶴の殺意 」を読みました。
今回は、変形鶴の( 立ち鶴 )( 妹背山 )( 昔男 )など、面白い鶴が登場します。
長い間、折り紙をしていませんが、子供が小さいときには、兜やだまし船や鶴を折りました。
江戸時代に「 千羽鶴折形 」が刊行され、その60年前に「 欄間図式 」という本の中に折鶴の図柄が見つかり折鶴の歴史は古いものだそうです。
前にテレビで、「 これが折り紙? 」と思うぐらい1枚の紙で素晴らしい作品を仕上げているのを見ました。折り紙も、奥が深いですね。



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コメント (2)
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