ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 だれかのいとしいひと 」  角田 光代

2016-07-12 23:02:18 | 
       「 だれかのいとしいひと 」  角田 光代

          

ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた8編の短編集。
「 転校生の会 」 「 ジミ、ひまわり、夏のギャング 」 「 バーべキュー日和 」 「 だれかのいとしいひと 」 「 誕生日休暇 」 「 花畑 」 「 完璧なキス 」 「 海と凧 」 
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最近、転校生に振られた主人公が、たまたま学生新聞で見つけた「転校生の会」に、月3~4回を半年間参加して転校経験者の話を聞き何かを感じていく。

同棲していた近藤三太に振られたフリーライターは、引っ越しをして 大切な ジミ・ヘンドリック のポスターを壁に張ったまま忘れてきたのを思い出し、
彼の留守中に合い鍵を使って取り行くが、一緒に暮らしていた時の思い出が次々と浮かんできて、、、他6編。
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「 だれかのいとしいひと 」「 誕生日休暇 」も、なんとなくいい感じでした。
それぞれ、振られたり別れたり、一人だったりとハッピーエンドではないけれど、思い出は思い出として前を向いて一歩踏み出していく主人公たち。
歳を重ねると、いいことも嫌なことも思い出になるとみんな懐かしいです。 
失恋しても、恋しているときは輝いていたんだから、、、主人公達もまた一歩成長していくんだな!


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コメント
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