「 恋雨 」 柴田 よしき

　　　　「　　恋雨　　」　　　柴田　よしき

　　　　　　　

「　ミステリー・レイン　」　改題　
若手俳優を襲った殺人スキャンダルに新人マネージャーが立ち向かう傑作恋愛ミステリー。　（　帯より　）

不倫の恋に破れ、仕事も失った泉水茉莉緒は、偶然知り合った若手俳優の雨森海のマネージャーに抜擢される。
撮影現場でエキストラの男子大学生が殺され、海に疑いがかかる。　
マネージャーとして、海の無実を信じ、必死に守ろうと奔走するも、再び男子学生の恋人が殺され第二の殺人事件へ。


芸能界と芸能事務所の実情が垣間見られ、面白かったです。
マネージャーとは、タレントをレインコートのように守らなければいけない。　
事務所の社長も社員も、もちろんタレント自身も華やかに見えるけれどいろいろと大変な仕事なんだな。
家族以上に密着していて、タレントを守り抜いている。　信頼関係が大切で、そこに愛が生まれることも。
柴田さんが描く女性がいい。冴子さんはシャープな人。
そんな彼女に育てられ、茉莉緒と海、２人の成長記録のようでした。

解説は、あの畑中洋子さんが書いています。



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