MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<アルバム・レヴュー>Lucky Soul「The Great Unwanted」

2007-05-02 01:25:05 | レヴュー
今回のファースト・アルバム発売前にシングルを4枚出していた、ロンドンはグリニッジの6人組Lucky Soul。日本でも好評だったシングルは「My Brittle Heart」「Lips Are Unhappy」「Ain't Never Been Cool」「Add Your Light To Mine, Baby」と、1作ごとに曲の輪郭がはっきりとしてきて、The Pipettesに続けという声があちらこちらで聞かれていましたが、アルバムの方も期待通りに仕上がりました。
初期の切ない曲「My Brittle Heart」「Lips Are Unhappy」あたりでは、パワーポップともいえそうなThe Pipettesに比べるとややインパクトが弱いかなとも思いましたが、そんな不安も吹き飛ばしてくれそうです。

甘く切ない曲のほか、初期の頃にはあまり感じられなかったソウルフルな曲もあり、ロカビリー風の曲もあったりします。そのどれもが60's風味でありながらも同時に現在を感じさせてくれます。Aliさんのヴォーカルは本当に可愛らしいです。
アルバムで聴いても「Lips Are Unhappy」は完璧すぎます。PVの雰囲気の通りの王道アイドル・ポップ・チューンです。シングル「Ain't Never Been Cool」に収められていた「Struck Dumb」も良いです。それからラスト13曲目の「The Last Song」の後には隠しトラックがありました。

第3弾シングルの「Ain't Never Been Cool」は、英国インディーズ・チャートでトップ10入りを果たしましたが、今作「The Great Unwanted」も4月15日付インディーズ・アルバム・チャートで初登場でトップ10入りしています。29日付では30位圏外に消えてしまいました。

ところでThe Pipettesですが、Summer Sonic 2007のラインアップに入っていました。 

Lips Are Unhappy↓
http://www.youtube.com/watch?v=KOdEjlvFem0
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする