MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

07年上半期マイ・ベスト・アルバム

2007-07-01 16:32:47 | ランキング
今年も早いもので半分が過ぎました。
相変わらず偏った音楽の聴き方をしていますが、6月までの洋楽アルバムのマイ・ベスト10をカウントダウン形式で紹介します。

⑩ Annemarie / ABC On TV
過去に何度も聴いたタイプの音楽ですが、インドネシア・ジャワ島のバンドになんのてらいもなくやられてしまうと、一瞬胸がキュンとしてしまいます。スウェーデン経由のファースト・アルバムです。
Apple (suicide on your stereo set)のPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=_oLuOULOL-o
MySpace↓
http://www.myspace.com/annemarietheband

⑨ Suzanne Vega / Beauty & Crime
久々の会心作、少し甘い声は健在です。全体的にエレクトリック・ビートが効いた曲が目立ちますが、そんな中でフォーク調のスローな曲の完成度が高いです。セールス的には期待できないかもしれませんが。
Frank & Avaライヴ映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=4B-AxbOMbBs
MySpace↓
http://www.myspace.com/suzannevega

⑧ Feist / The Reminder
相変わらず存在感のあるヴォーカルと雰囲気のある独特の世界です。前作と比べるとやや地味な感じもしますが、曲はヴァラエティーに富んでいてソングライティングには深みが出てきたような気がします。
1 2 3 4のPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=p8Z-DIAthbM
MySpace↓
http://www.myspace.com/feist

⑦ Modest Mouse / We Were Dead Before the Ship Even Sank
Johnny Marrが加入したからランクインしたというわけではないですが、正直いって彼がいなかったらCD買わなかったかもしれません。ギターがいいです。ひねくれたサウンドと少しクレイジーなヴォーカルもクセになりそうです。
DashboardのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=erc40wCxRZo
MySpace↓
http://www.myspace.com/modestmouse

⑥ Lucky Soul / Great Unwanted
いい感じでシングルを発表し続けた後、満を持してのファースト・アルバム登場でした。期待を大きく上回るということはなかったですが、それでもヴァラエティーに富んだ曲構成になりました。Aliさんのヴォーカルは本当にかわいいです。
Lips Are UnhappyのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=KOdEjlvFem0
MySpace↓
http://www.myspace.com/luckysoulluckysoul

⑤ Säkert! / ST
来日公演も素敵だったHello SaferideことAnnika Norlinのスウェーデン語で歌う別プロジェクトのデビュー作です。基本的にはHello Saferideと変わりませんが、ギターポップ色が少し強くなっています。スウェーデン語なので歌詞がよくわかりませんが、セカンド・シングル「Allt Som Är Ditt」はレイプされて復讐する歌のようです。
Vi Kommer Att Dö SamtidigtのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=EZX1GXeE4mg
MySpace↓
http://www.myspace.com/sakert

④ Vapnet / Något Dåligt Nytt Har Hänt
上のSäkert! 作品にヴォーカルのMartin Hanbergがデュエットで参加しましたが、昨年のファースト・アルバムに続く7曲入りのミニ・アルバムを出しました。アコースティックと適度なエレクトリックが融合されたサウンドに優しい男性ヴォーカルが被さります。細部まで実によく練られた作品に仕上がっています。
Tar Tillbaka DetのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=Bh4b144H3sI
MySpace↓
http://www.myspace.com/vapnet

③ Maia Hirasawa / Though, I'm Just Me
Hello Saferideのサポート役として来日し素敵なパフォーマンスを見せてくれましたが、彼女自身のデビュー・アルバムも予想を上回る出来栄えでした。先行シングル「And I Found This Boy」を聴いた時は少し微妙な感じもしましたが、アルバムはひねりの効いた良い曲が多かったです。とくに「Gothenburg」などピアノ・ソングが光りました。
GothenburgのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=KG64DmsSQH4
MySpace↓
http://www.myspace.com/maiahirasawa

② Basia Bulat / Oh, My Darling
Feistを土臭くストレートにしたようなカナダ人女性SSWのデビュー・アルバムで、全洋楽ファンに聴いて欲しいと叫びたい力作です。アコースティック・バンドをバックにフォーク調の歌を歌うのですが、シンプルな曲ながら存在感のあるスモーキーなヴォーカルに圧倒されます。英国はRough Tradeから、日本はユニバーサルからの発売ですが、宣伝費がここまでは回ってこないのでしょうかね。もっとプッシュしてもらいたいです。文句なく上半期ベスト・アルバムになるだろうと当初は思っていたのですが・・・。
Snakes and Laddersのライヴ映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=lKqN7GUAMs8
MySpace↓
http://www.myspace.com/basiamyspace

① Santa Maria / ST
スウェーデンの人気バンドThe Concretesのギタリスト、Heikkiのヴォーカリストとして知られるMaria Erikssonによるファースト・アルバムです。ギタリストのソロ作品なので一応はギターポップだと思いますが、多彩な楽器で様々な仕掛けが用意されたドリーミーでポップな世界です。全10曲、全く違う表情を持った曲が並ぶのでなかなか楽しく聴けます。Mariaのクールでぶっきら棒で力強いヴォーカルもそんなサウンドによく合っています。企画の勝利とでもいうべき傑作です。でもこのCD大手ショップでは手に入りません。
Every TimeのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=XZe3MPhPw_Y
LaLaLaLaLaaa↓
http://www.fluxblog.net/santamaria_lalalalalaaa.mp3
MySpace↓
http://www.myspace.com/santamariamusik


というわけで、なぜか女性作品が目立ってしまいました。
これ以外にも上半期発売でフォローできていないものもまだまだあり、7月以降も強力作品の発売が予想され、12月末にはどうなっているか楽しみです。
コメント (2)
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