MUSIC IS THE SCENERY

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Richard Jobson 「Ten-Thirty On A Summer Night・・・」

2007-07-08 22:39:55 | この1枚
Richard Jobsonは元The Skids~The Armoury Showのヴォーカリストで、今回の「Ten-Thirty On A Summer Night / An Afternoon In Company」というCDは、Crepusculeから83、84年に発表された詩の朗読アルバムを2in1にしたものでLTMからの再発です。前半5曲が「Ten-Thirty On A Summer Night」で、あとの20曲が「An Afternoon In Company」です。

「Ten-Thirty On A Summer Night」はフランスの作家マルグリット・デュラスの映画化された小説「夏の夜の10時半」にちなんだものです。Richard Jobsonはこのほかにも「The Fruit Of The Original Sin」というコンピレイション・アルバムでデュラスの映画化された小説「India Song」の朗読をしています。このアルバムにはデュラスのインタビューも収められています。そのほかCrepusculeとデュラスといえば、これらRichard Jobsonの朗読を中心としたオマージュ・アルバム「Un Hommage A Marguerite Duras "Simplicity, Splendour; Simply, Splendid"」も出されています。

朗読のバックで演奏するのはThe Durutti ColumnのVini Reilly、TuxedomoonのSteve BrownとBlaine L. Reininger、Wim Mertens、Virginia AstleyらCrepusculeやJobsonにゆかりのあるアーティストたちです。なかでもアルバムの最後を飾る「The Happiness Of Lonely」でのVirginia Astleyの軽やかなピアノ演奏は、個人的にはハイライトといえるものです。

Richard Jobsonはロック・ヴォーカリストや詩の朗読のほか俳優やモデルとしても有名でしたが、現在は映画ディレクターとして活躍しているようです。

詩の朗読の試聴↓
http://www.emusic.com/album/Richard-Jobson-10-30-On-A-Summer-Night-An-Afternoon-In-Company-MP3-Download/10902086.html
The Skids「Working For Yankee Dollar」↓
http://www.youtube.com/watch?v=gDTHZdG9C7I 
The Skids「The Saints Are Coming」(U2 & Green Dayがカヴァーしましたが、この人たちがオリジナルです)↓
http://www.youtube.com/watch?v=wT9eQ2smjUM
The Armoury Show「Castles In Spain」↓
http://www.youtube.com/watch?v=zoMq4TSGZoA
コメント (4)
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