60年代から活動するスコットランド・グラスゴー出身のシンガー・ソングライターの80年の9作目です。67年から01年までにオリジナル・アルバム13枚を残していますが、未発表音源を含むボーナス・トラック付きで全タイトル再発されました。きょうCDショップで知りました。そしてこの作品を買って帰ってきました。
Al Stewartといえば75年「Modern Times」、77年「Year Of The Cat」、78年「Time Passages」 のAlan Parsonsプロデュースによる3部作が一般的に有名ですが、「24 Carrots」はその後を受けたアルバムでセルフ・プロデュース作品です。初めてバンド形態になっていて、Al Stewart and Shot In The Darkというクレジットです。このShot In The Darkは81年に単独デビューしてアルバムを残していて、「Playing With Lightning」という曲が全米70位くらいまで上がっています。
本作品は当然、全体的にロック色が強くなっていて、「Year Of The Cat」や「Time Passages」でファンになったリスナーからは当時不評でした。 私個人的にはAlan Parsonsが絡んだアルバムはややオーヴァー・プロデュースなところもあり、本作品には作り込んでいないストレートな良さが感じられたのですが。
久しぶりに聴いてみて感じたのは、シングル・ヒットした「Midnight Rocks」(やや単調ながら詩的なきれいな曲です)、当時FENの番組のBGMで使われた「Merlin's Time」、「Rocks In The Ocean」の3曲の美しさが際立っていることです。ナイーヴで陰影に富んだ抒情的なメロディが持ち味の人ですが、それらの曲を挟むように攻撃的な曲が並べられていて、とてもバランスの取れた良い作品に仕上がっています。このアルバムの後はどんどん人気が下降してしまいます。どれも悪くはないのですが。
Al Stewartといえば75年「Modern Times」、77年「Year Of The Cat」、78年「Time Passages」 のAlan Parsonsプロデュースによる3部作が一般的に有名ですが、「24 Carrots」はその後を受けたアルバムでセルフ・プロデュース作品です。初めてバンド形態になっていて、Al Stewart and Shot In The Darkというクレジットです。このShot In The Darkは81年に単独デビューしてアルバムを残していて、「Playing With Lightning」という曲が全米70位くらいまで上がっています。
本作品は当然、全体的にロック色が強くなっていて、「Year Of The Cat」や「Time Passages」でファンになったリスナーからは当時不評でした。 私個人的にはAlan Parsonsが絡んだアルバムはややオーヴァー・プロデュースなところもあり、本作品には作り込んでいないストレートな良さが感じられたのですが。
久しぶりに聴いてみて感じたのは、シングル・ヒットした「Midnight Rocks」(やや単調ながら詩的なきれいな曲です)、当時FENの番組のBGMで使われた「Merlin's Time」、「Rocks In The Ocean」の3曲の美しさが際立っていることです。ナイーヴで陰影に富んだ抒情的なメロディが持ち味の人ですが、それらの曲を挟むように攻撃的な曲が並べられていて、とてもバランスの取れた良い作品に仕上がっています。このアルバムの後はどんどん人気が下降してしまいます。どれも悪くはないのですが。