Se先輩からまた貸しの本を2冊渡された。
2冊とも塩田武士さんの本だったけど、1冊(「罪の声」)は既に読んでいたんで返却し、残りの1冊を読んだ。
「盤上のアルファ」⇒(塩田武士作)
主人公は神戸新報の記者・秋葉隼介。
隼介は県警担当記者をしていたが、上司に嫌われ将棋担当を命じられる。
左遷されてくさるやけ酒の店で、客の真田信繁と大喧嘩。
真田は仕事を失い、借家を追い出され、たった一度しか会ってない秋葉の部屋に転がり込む。
真田は年齢から三段リーグの編入試験を受けることになる。
秋葉は真田を知ることで、興味のなかった将棋に興味がわいてくる。
真田の試験は...? 将棋記者としての秋葉は....?
狼の群れのボスは、雄も雌も「アルファ」と呼ばれる。
小説現代長編新人賞受賞作。
<おまけ>
この本を読んでる時に、
第91期棋聖戦5番勝負で、藤井聡太7段が棋聖位を奪取。
初タイトルは、最年少タイトル(17歳11ヶ月)記録を塗り替えた。
感想:将棋の事はよく知らなかったけど、藤井7段の試合には興味があった。
丁度時期が重なったのでよけいに面白く読めた。
一気読み。