本屋さんへ行ったのはこの本を買うつもりで行ったわけではなかったんだけど....。
百物語のシリーズは全部読んでるけど、この本はまだ読んでいない。
「黒武御神火御殿」⇒(宮部みゆき作)
主人公は、袋物屋<三島屋>の次男・富次郎。
富次郎は、三島屋の黒白の間で一風変わった百物語の聞き手を務める。
富次郎が一人で聞き役を務めるのは初めて。
4話の怖い話を聞くことになる。
泣きぼくろ・・・・泣きぼくろに籠った「愛欲の念」がもたらす一家離散の悲劇。
姑の墓・・・・・・嫁いびりをする姑の執念深い「悋気」がもたらす怪異。
同行二人・・・・・火事の現場をたまたま通過した飛脚に乗り移った「あやかし」。
黒武御神火御殿・・それぞれ罪を背負った六人が不思議な御殿の囚われ人になる。
時代小説。
江戸怪談。
変わり百物語の6巻目。
感想:これまでは三島屋主人の姪のおちかが務めていた。
今回から次男の富次郎が務める事になったが、富次郎は怖がりで臆病。
そんな富次郎だからおちかの時とはちょっと違う。
話も面白かったけど、富次郎の反応も面白かったわ。
これも一気読み。