失敗

大失敗をやらかしました。
週末に出場した８人制のサッカー大会。決勝まで進んだのに、ゴール前で痛恨の決勝パスミス。仲間
の頑張りを帳消しにする延長突入直前の大失態は、トラウマになりそうです。

ただ、不思議と心の整理は簡単につきました。それは、能動的なミスだったからかも。クリアするのではなく、つないでゴールを目指したかった。相手がキックアンドラッシュ戦法だったのも、そう思える一因って…まぁ言い訳ですが。

メッシも以前、敗戦の後こんなことを、言っていました。

失敗を引きずっている暇すらない。なぜなら次の戦いが、すぐにやってくるからね。

どこかで読んだ小説でも、こんなことが書いてありました。

ジャンプする時には、人間はひざを低く折ってから跳ねるものです。失敗はより、高い飛躍を導いてくれる。

松岡修造はこんな風に叫んどりました。

失敗したらガッツポーズ。
ありがとうと感謝しろ。成長できる失敗体験に万歳!!!

失敗は成功のもと。
30代中盤にして、やっと意味がわかってきた気がします。

失敗を恐れず、そんな経験ができる場所へー。
これからもどんどん出て行こうと思います。

宣言

錦織圭が全豪オープンでベスト8に入りました。凄い。テニスで、
こんなにも興奮するのは、ウインブルドンで伊達が４強入りした以来のことでしょうか。

世界どこでもリゾートに行けば、必ずテニスコートは併設されています。それほどワールドワイドに親しまれいるスポーツでの快挙には、同じ国の人間として心から嬉しく感じます。

NHKのドキュメンタリーによれば、錦織選手はエアケイというショットに象徴される攻めのテニスから、我慢して勝つスタイルへ方向転換をしたそうです。プロは勝ってナンボ…。そんな戦いを称するとウイニングアグリーという言葉になるそうです。

さらに驚いたのは、小学校の文集に世界チャンピオンになる。そう宣言していたことです。なかなかできることじゃありませんよね。

先日の情熱大陸でも、長友選手が小学校の文集に、イタリアでプロ選手になると記していました。

成功のカギは信じること。
それを外へ、みんなへ口に出すこと。公開することが大事だということでしょう。まぁ言うだけならタダですしね。

自分に暗示をかける。
ポジティブなイメージだけを描く。
そして夢は現実になっている。

日本人のメンタリティが少しずつ、若い世代を中心に変わっている気がします。
見習わなきゃ。

魔法

Henry potter!!


夢のような魔法のような、出来事がスポーツには起こる。

たった２ヶ月間のレンタルで、アーセナルに舞い戻ってきたレジェンドが、やってのけた。

ホーム、エミレーツスタジアムでのFAカップ。ティエリ・アンリが復帰第一戦で途中出場ながら決勝弾を叩き込んだ。

しかも、ペナルティエリア左、アンリゾーンからの美しすぎる右足インサイドキック。らしすぎる軌道はデジャヴのようだった。

何より凄かったのはスタジアムの爆発ぶりだ。セスクが、情熱がないと嘆いていたエミレーツの沸騰ぶりといったら…。何万人という顔に浮かんでいたのは、これ以上ない恍惚な表情だった。

ひとつのゴールには人々を幸せにする力がある。

やれ、若手にとっては最悪の補強だ、とか。
やれ、ベンゲルの哲学に反するとか。
ここは、外野の声は一切、無視ししておこう。

戻ってきたのは、一握りのレジェンドなのだ。ただのベテランの復帰ではない。

くしくも、アンリがゴールを決めたロンドンでは、今夏オリンピックが幕を開ける。

夢のような、魔法のような出来事が、スポーツによって、たくさん運ばれてくるだろう。

幸福な１年が、始まった。